【プレビュー PIST6 2025年度①】戦歴上位の雨谷一樹が久々のVへ

2025.04.02

レース,選手

今シリーズはPIST6 2025 4月 第1戦。
PIST6の初代王者で、3度の優勝経験を誇る雨谷一樹(栃木・35歳)がシリーズリーダーを務める。優勝からは遠ざかっているものの、2月、3月と2開催連続で決勝進出を果たしているようにその総合力は上位だ。2月 第3戦で根田空史から大金星を挙げて完全Vを飾った篠田幸希(群馬・26歳)の勢いも侮れない。ここでもスピード抜群の仕掛けで連続Vを目指す。これまで4度の参戦ですべて表彰台入りを果たしている岩井芯(岐阜・20歳)も負けてはいない。持ち味を生かしたパワフルな走りで3度目の頂点を狙いたい。

【ダッシュ強烈な雨谷一樹が中心】
PIST6の初代王者であり、3度の優勝経験を誇る実力者で、過去にはナショナルチームの一員として世界を相手に戦ってきた逸材だ。2月 第1戦、3月 第1戦と連続で決勝進出しており、その総合力はここではナンバーワンだろう。22年3月以来となる久々の優勝を狙う。

【篠田幸希が連続Vを目指す】
 約1年ぶりの参戦となった2月 第3戦ではV最有力候補の根田空史を1次予選で破ると勢いに乗り無傷の4連勝で初制覇を成し遂げた。現行競輪でも直前の前橋G3で初の決勝進出を果たしており、勢いは今シリーズで一番だ。先行・まくりの機動力を使い分けて、連続Vがあっても不思議ではない。

【岩井芯が持ち前のパワー発揮】
PIST6はこれまで4度の出場で2度の優勝があり、4回すべてで決勝戦での表彰台を外していない20歳の若手有望株。現行競輪では直前の四日市の予選で2着に敗れ、特別昇級を逃してしまったものの、その実力はS級選手とも引けを取らない。持ち前のパワーあふれる仕掛けで3度目の頂点を狙う。

また、125期の在所ナンバーワンで前回1月 第3戦で決勝戦にコマを進めている遠藤拓巳(香川・25歳)や、2連続優出中で前回3月 第3戦で初の表彰台入りを果たした松本京太(静岡・26歳)といった若手から相川永伍(埼玉・41歳)、吉田茂生(岐阜・34歳)、小林史也(和歌山・39歳)ら中堅・ベテラン勢まで個性豊かなメンバーが揃っており、予選から見ごたえのあるレースが続きそうだ。

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