【プレビュー PIST6 2024年度㊽】堀江省吾が軸もV争いは熾烈
2025.03.24

今シリーズはPIST6 2025 3月 第4戦。
優勝経験者が12名とこれまでにないハイレベルなV争いが予想されるが、優勝回数15回と他を大きくリードしている堀江省吾(長野・28歳)が優勝候補の筆頭格となるだろう。前回2月 第2戦では決勝戦で5着に敗れたものの、今シリーズでそのうっ憤を晴らす。優勝回数で次ぐ黒瀬浩太郎(広島・25歳)も負けてはいない。直近の2開催では優勝を逃しているものの、持ち前のトップスピードを発揮する。8カ月ぶりの登場となる真鍋智寛(愛媛・26歳)は過去5度の出場で2度のV経験がある。先行力が高く、持ち味を発揮できれば3度目の頂点も十分。
【状態万全ならば堀江省吾が中心】
河端朋之と並んでPIST6の最多優勝記録を誇る若手機動型。今シリーズでも実績面では最上位であるものの、不安があるとすれば状態面だろう。2月静岡記念の準決勝で落車し最終日には白星を挙げていたが、その後欠場が続いているのでどこまで状態を戻せているかがカギとなってくる。万全ならば、得意のロングスパートで他の猛追を退ける。
【黒瀬浩太郎が久々のV獲りへ】
前回2月 第4戦ではタイムトライアルで10秒081のタイムを叩き出し、9秒台を視野に入れるスピードスター。現行競輪では12月に特進を果たし、初の9車立てとなった3月四日市G3では準決まで勝ち進んでおり、最終日にはまくりで白星を挙げていた。ここでも持ち前のトップスピードで他を圧倒しよう。
【真鍋智寛が3度目の頂点を狙う】
昨年のヤンググランプリに出場した愛媛期待の若手ホープであり、PIST6では2度の優勝がある実力者。特に7月 第1戦の決勝戦ではS級S班の新山響平を破る大金星を挙げており、その機動力は申し分ない。強敵相手でもタイミングを逃さず一気にスパートして3度目の優勝を狙う。
また、24年マスターズ世界選手権のスプリント種目(40-44歳カテゴリー)で世界チャンピオンに輝いた伊藤信(大阪・41歳)も仕掛け次第ではチャンスは十分。底力のある稲毛健太(和歌山・35歳)、椎木尾拓哉(和歌山・39歳)、藤井昭吾(滋賀・38歳)や、地元期待の若手・鈴木浩太(千葉・27歳)、荒川仁(千葉・26歳)の躍動も期待してみたい。
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