【プレビュー PIST6 2024年度㊹】実績ある若手中心にV争いは熾烈

2025.02.16

レース,選手

今シリーズはPIST6 2025 2月 第4戦。
123期を中心に若手機動型が多数参戦しハイスピードバトルが展開されそうであるが、6度の優勝実績を誇る黒瀬浩太郎(広島・25歳)がV最有力だろう。今シリーズでも持ち前のスピードで他を圧倒する。松崎広太(茨城・25歳)も差はほとんどない。前回12月 第3戦では決勝戦で4着に敗れたものの、タイムトライアルで黒瀬を上回るタイムを叩き出していて、これまで6度の出場でV3とその実力は申し分ない。近況2開催でともに表彰台入りを果たしている依田翔大(山梨・25歳)も優勝経験があり、V争いに加わる。

【スピード自慢の黒瀬浩太郎】
現行競輪では12月奈良で3場所連続完全Vを飾り、S級2班に特進を果たしたホープ。昇級後は苦戦が目立っていたが、直前の2月玉野の予選でS級初勝利をゲットした。PIST6では自慢のスピードを生かした仕掛けで白星を量産していて、今シリーズは2カ月振りの参戦となるが、力の違いを見せつけて7度目の頂点を目指す。

【松崎広太が逃走劇を図る】
 1月よりS級に昇級した茨城期待の大型先行選手。PIST6にはこれまで6回参戦し、そのすべてで決勝進出を果たしていて、そのうち3度のV経験を有している。前回12月 第3戦では決勝戦で連勝中の河端朋之に屈したものの、4走すべてで先行策に出ていて積極性では一番だろう。今シリーズでも積極果敢な走りを披露し、他の抵抗を一蹴する。

【レースセンス抜群の依田翔大】
7月 第3戦では鋭いダッシュ力と巧みなレース運びで、悲願の初Vを無傷の4連勝で飾った若手の有望株。優勝回数はその1回のみであるものの、3度の準Vがあり、近況は12月 第1戦、1月 第1戦と2開催連続で表彰台入りを果たしている。動けるタイプが揃っているだけに、その間隙を突いて2度目の獲りに挑む。

また優勝経験者の三浦翔大(宮城・34歳)も参戦予定。その他には現行競輪でS級2班に特進を果たした栗山和樹(岐阜・27歳)や、前回1月 第4戦では準決敗退も、シリーズ3勝を挙げた地元の坪内恒(千葉・33歳)など実力のある若手が集結するだけに、予選から目が離せない戦いが続きそうだ。

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