【プレビュー PIST6 2024年度㊸】地元のエース根田空史がV筆頭格

2025.02.08

レース,選手

今シリーズはPIST6 2025 2月 第3戦。
これまでに7度の優勝がある地元のエース・根田空史(千葉・36歳)が優勝候補の筆頭格。強じんな先行力を武器にPIST6では現在2連続完全優勝中で、3開催連続の頂点を目指す。対抗に推すのは、その根田を優勝回数で上回るV8の実績を誇る中島詩音(山梨・27歳)。前回12月 第2戦では1年ぶりの優勝を飾っていて、勢いは十分。また出場3回のうち2度の優勝がある岩井芯(岐阜・20歳)の機動力も負けてはいない。今シリーズでもV争いに加わってきそうだ。

【根田空史が地元Vを狙う】
現行競輪では持ち前の先行力を武器にS級1班に在籍している実力者で、PIST6では7度の優勝経験がある。10カ月ぶりの参戦となった前回1月 第1戦では久々ということをまったく感じさせない逃げ切り4連勝で力の違いを見せつけていた。今シリーズは今年初のG1全日本選抜直前の大事な一戦となるだけに、ここで勢いを付けて大舞台に挑みたい。

【久々の頂点に輝いた中島詩音】
 学生時代からの豊富な自転車競技経験を発揮していて、優勝回数では地元の根田を上回る。前回12月 第2戦では1次予選こそ2着に敗れたものの、そこから3連勝で1年ぶりの優勝を手にした。現行競輪では悔しい結果が続いているが潜在能力は申し分ないので、展開を見極めて連続Vに向けて照準を絞る。

【期待の新鋭・岩井芯にも注目】
昨年デビューしたルーキーで、現行競輪ではA級1・2班戦でも2度の優勝がある成長株。PIST6でもパワーあふれる走りでV2の実績がある。前回12月 第3戦では決勝戦で3着に敗れたものの、堂々の表彰台入りを果たしていて、これまで1度も確定板を外していないのも魅力の1つだろう。強敵相手に臆することなく仕掛られればチャンスもある。

また、前回1月 第4戦で悲願の初優勝を手にした常次勇人(大阪・23歳)や、地元の荒川仁(千葉・26歳)といった優勝経験者や、5開催連続優出中でダッシュ自慢の菊地圭(宮城・23歳)、初出場の伊藤稔真(三重・28歳)など20代の若手機動型が多く参戦予定で、スピードレースが期待できそうだ。

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