【プレビュー PIST6 2024年度㊷】河端朋之VS堀江省吾の頂上決戦が注目

2025.02.03

レース,選手

今シリーズはPIST6 2025 2月 第2戦。
PIST6で14連続完全V中と連勝街道をひた走る河端朋之(岡山・39歳)と、河端を上回る15度の優勝経験があり最多優勝記録を誇る堀江省吾(長野・27歳)の両者による頂上決戦が今シリーズ一番の注目ポイントだろう。その他にも安倍大成(埼玉・26歳)や、望月一成(静岡・28歳)が優勝経験者としての意地をみせてV争いに加わってきそうだ。

【連勝中の河端朋之がスピードで圧倒】
過去には自転車競技のナショナルチームに所属し、18年世界選手権のケイリン種目で銀メダルを獲得したこともある逸材。PIST6のタイムトライアルでは唯一9秒台のタイムを叩き出したことのあるスピードスターでもあり、レースでもそのスピードで他を圧倒して、連勝記録を56に伸ばしている。強敵が相手となる今シリーズでも力を示して連勝をさらに伸ばす。

【堀江省吾が最多V記録更新へ】
持ち前の持久力を生かしたロングスパートを武器にした仕掛けが魅力で、PIST6での優勝回数は河端を上回る15回を誇る。河端との対戦は、フォースクォーター ラウンド43の決勝戦以来で、そのときには主導権を握るも河端のまくりに屈しているだけに、その雪辱を晴らし自身の持つ最多V記録を塗り替える。

【安倍大成の一発に期待】
ダッシュ力が強烈な若手機動型でタイムトライアルでは過去に10.028秒という好タイムを叩き出したこともある実力者。1月 第1戦では予選を連勝で勝ち上がるも、準決3着で惜しくも決勝進出を逃した。優勝は1度のみであるが、決勝戦での好走も多く、展開を見極めて好タイミングで仕掛ければチャンスは十分。

また、斉藤樂(宮城・22歳)や、森本桂太郎(愛媛・26歳)といった勢いのある若手から、大ベテラン市本隆司(広島・53歳)、前回1月 第3戦で初の決勝進出で表彰台入りを果たした爲田学(沖縄・52歳)など味のあるベテラン選手まで個性豊かな選手が揃い、ハイレベルなレースが繰り広げられるだろう。

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