【レビュー PIST6 2024年度㊶】神田龍が強敵を撃破し3度目のV
2025.02.02
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PIST6 2025 2月 第1戦は2月2日(日)に最終日が開催された。
決勝戦は雨谷一樹、皿屋豊の2名が3連勝で勝ち上がりを決めて、優勝経験者の3名を筆頭に表彰台経験のある強豪6名が顔を揃えた。実力者同士での一戦は、残り2周で先頭に立った神田龍が圧巻の逃走劇をみせて3度目の優勝を飾った。
決勝戦のスタートポジションは先頭から東矢昇太-皿屋豊-雨谷一樹-鈴木陸来-神田龍-今藤康裕。レースは残り3周でペーサーが退避し、今藤が先頭に立ちペースが緩む。最後方となった神田が残り2周半から一気に巻き返して、残り2周で先頭に立つ。神田と車間が空いた東矢が追い掛けてその後ろに雨谷が続くが、ペース良く駆ける神田との差はなかなか詰まらない。東矢が残り半周で追いつき、直線ではようやく雨谷、皿屋が詰め寄るも、神田が押し切って1着でゴールした。
「久しぶりのPIST6で優勝できて嬉しいです。(決勝戦は雨谷一樹、皿屋豊を)だいぶ意識していました。前を切っても今藤(康裕)さんだけで誰も動かないかなと思っていたので、残り2周を目掛けて全開でいこうと。(出切るときは)飛び付かれないように気を付けて、あとはどれだけ持つかいう感じだった。(今シリーズは)初日のデイがあまりだったけど、修正していい状態に持っていけた。いい感触をつかめたので現行競輪の方も頑張っていきたい」
決勝戦は3連勝で勝ち上がった雨谷一樹、皿屋豊の両者の対決が注目されていたものの、その意表を突く形で先行態勢に入り、そのままペースで駆けて押し切り勝ちと力強い走りで昨年4月以来3度目のVを飾った。現行競輪では近況悔しい結果が続いているだけに、この優勝を機に現行競輪への相乗効果も期待したいところだ。
『2日目はまくり決着が目立つ結果に』
2日目ナイトの順位決定戦Aでは主導権争いを冷静にまくった與古田龍門が初勝利を手にすると、続く順位決定戦Bでは犬塚貴之が後続に5車身差をつけるまくりで初勝利をゲット。順位決定戦Cは好位置を確保した宮倉勇がまくりで白星を挙げるなど、2日目の全12レースのうち9レースでまくった選手が勝利した。
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次回開催は2月7日(金)と2月8日(土)。『PIST6 2024 ウィンターステージステージ2月第2戦』が行われる。
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