【プレビュー PIST6 2024年度㊶】初代王者の雨谷一樹が主役

2025.01.26

レース,選手

今シリーズはPIST6 2025 2月 第1戦。
優勝経験者4名を筆頭に実力者が集結するシリーズだが、PIST6の初代王者であり豊富な経験を誇る雨谷一樹(栃木・35歳)が優勝候補の最右翼。対抗格に抜てきする皿屋豊(三重・42歳)は、近況の現行競輪で好気配をみせており、悲願のPIST6初制覇も狙えそうだ。藤原俊太郎(岡山・28歳)、神田龍(三重・35歳)、東矢昇太(熊本・38歳)といった優勝経験者も黙ってはいない。展開を見極めて2度目の頂点を狙う戦いになるだろう。

【雨谷一樹が巻き返す】
PIST6の初代王者であり、これまでに3Vと今シリーズでは実績最上位。また元ナショナルチームの一員で、世界と戦ってきた脚力をPIST6でも示している実力者だ。1年7カ月ぶりの参戦となった前回1月 第1戦では準決勝2着で到達するも、無念の失格を喫した。今シリーズはそのリベンジを果たすべく持ち味のダッシュ力を生かした走りで久々のV獲りを目指す。

【近況好調な皿屋豊に期待】
昨年末のグランプリシリーズ内で行われた寺内大吉記念杯では予選、準決と抜群のスピードでのまくりで連勝し決勝進出。現在FI戦に限れば4連続優出中で、直前の松阪記念でも好展開をモノにして準決まで勝ち進んだ。好調ムードが続く現行競輪の勢いそのままに悲願の初優勝に向けて照準を合わせる。

【先行力抜群の藤原俊太郎】
強じんな持久力を生かしたロングスパートを武器に、12月 第4戦ではシリーズ3勝を挙げて初優勝を飾った若手機動型。唯一の優勝経験者として注目された1月 第2戦では1次予選の1勝に留まるも、持ち味の積極果敢な競走でアピールしており、ここでも同様の競走ができればV候補の一角だろう。

また表彰台経験のある鈴木陸来(静岡・28歳)、谷口力也(27歳・熊本)や、初出場となる林昌幸(愛媛・22歳)、戸邉捺希(埼玉・26歳)といった20代の若手が多数参戦。若手のスピードあふれる走りとベテランの巧さが織りなす好勝負が繰り広げられそうだ。

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