【レビュー PIST6 2024年度㊴】河端朋之が逃げ切りで14連続完全V

2025.01.19

レース,選手

PIST6 2025 1月 第3戦は1月19日(日)に最終日が開催された。
決勝戦は河端朋之、浮島知稀の2名が3連勝で勝ち上がりを決め、20代の若手から50代のベテランまで個性豊かな6名が顔を揃えた。機動型が多く揃った一戦は、残り1周半手前で先頭に立った河端朋之が先行逃げ切りで完全優勝を飾った。

決勝戦のスタートポジションは先頭から浮島知稀-河端朋之-爲田学-遠藤拓巳-田口勇介-菅野航基。レースは残り3周でペーサーが退避し、菅野、遠藤、田口の3車が前に出る。すると5番手となった河端が残り2周半すぎから徐々に前へと踏み上げていき、残り1周半手前で先頭に立つと、残り半周で再加速し、河端を追っていた爲田との車間が開いていく。河端は後続に4車身差を付けて1着でゴールした。

「(決勝戦は初優出の選手が)どんな動きをしてくるのかわからなかったので、後方よりは前々にということを心がけていた。(残り2周半手前で)後方になって入れる位置を探しながら上昇したけど、入れなかったのでそのまま前に出てしまおうと。出切ってからはペースに入れる感じで回していった。流れに沿って仕掛けられたと思う。(連勝記録は)すごいプレッシャーなので、毎回ドキドキしている。これからも目の前の一戦一戦に集中して頑張っていくだけですね」

伊藤信、荒川仁といった優勝経験者が準決で続々と敗れる中、危なげのない競走で連勝を伸ばして決勝戦まで勝ち上がると、その決勝でも若手の挑戦を退ける形で連勝記録を56まで伸ばした。PIST6での不敗神話はまだまだ続きそうだ。また現行競輪も1月豊橋で優勝という形で好スタートを切っており、昨年を超える活躍を期待したい。

『初モノづくしのシリーズに』
今シリーズは新たに8名の選手がPIST6初出場を迎えた。また久々の参戦となった選手も多く参戦し、今シリーズで6選手が初勝利を手にした。さらに決勝戦に進出した6名のうち4名が初の決勝進出と初モノづくしのシリーズとなった。その中でも予選、準決で3連勝を飾った浮島知稀と予選を連勝した遠藤拓巳は、初参戦ながらも現行競輪同様に持ち前の機動力を存分に発揮する走りをみせており、改めて若手の勢いを感じた開催だった。

                        ©株式会社日刊プロスポーツ新聞社

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次回開催は1月25日(土)と1月26日(日)。『PIST6 2024 ウィンターステージステージ1月第4戦が行われる。

PIST6 2024ウィンターステージ 1月第3戦結果はこちら