【プレビュー PIST6 2024年度㊵】V経験ある三浦翔大が中心も激戦必至

2025.01.19

レース,選手

今シリーズはPIST6 2025 1月 第4戦。
優勝経験者の3名含めて表彰台経験のある選手が多数参戦し混戦模様のシリーズだが、優勝候補の筆頭格として挙げられるのは三浦翔大(宮城・34歳)、常次勇人(大阪・23歳)、佐藤友和(岩手・41歳)の3名。その他にも志智俊夫(岐阜・52歳)、森本桂太郎(愛媛・26歳)、望月一成(静岡・28歳)など伏兵として注目すべき選手が揃っていて、白熱したレース展開から目が離せないだろう。

【スピードある三浦翔大が主軸】
圧倒的な加速力を最大の武器とし、先行、まくりどちらも器用にこなすオールラウンダーで、34歳ながらも若手に負けない機動力を生かした走りが魅力だ。またこれまでに優勝1回、準Vが3回あり、表彰台経験も豊富。現行競輪では1月よりS級2班に昇格し、直前の大宮記念ではシリーズ2勝と好気配をみせた。今シリーズも冷静なレース運びで優勝を目指す。

【常次勇人の勢いを重視】
23歳という若さを生かした積極果敢な攻めの走りがアピールポイントで、抜群の先行力を生かして他を圧倒している印象。前回の12月 第1戦ではタイムトライアルで10秒317と自己ベストを0.1秒以上縮める好タイムを叩き出した。レースでは決勝進出こそ逃したものの、2開催連続でシリーズ3勝を挙げており、鬼門の準決勝を突破できればVも狙える。

【佐藤友和が巧さを見せる】
現行競輪では長年S級の第一線で活躍していて、これまでのキャリアで培ったレースセンスが光るベテラン。PIST6では展開に合わせた巧みなレース運びで、先行、まくり、追い込みとすべての戦法を器用にこなしている。また混戦をものともしない勝負強さを誇るだけに、冷静沈着な走りで悲願の初Vだ。

また長らくS級の舞台で活躍し、鋭い差し脚が健在の佐藤真一(東京・50歳)や、長谷部龍一(岐阜・28歳)、小浦凪(岐阜・25歳)ら若手の機動型がPIST6初参戦。特に長谷部は自転車競技の名門・朝日大学出身でダッシュ力が強烈なので、持ち味生かした競走ができれば上位進出も望めそうだ。

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