【プレビュー PIST6 2024年度㊳】混戦模様も急上昇中の菊地圭に期待

2025.01.05

レース,選手

今シリーズはPIST6 2025 1月 第2戦。

優勝経験者が1名のみと混戦模様のシリーズだが、4連続で決勝進出と好調な菊地圭(宮城・23歳)が中心。持ち前のダッシュ力を生かした仕掛けで初優勝を目指す。対抗格は準優勝経験がある保田浩輔(岡山・25歳)で、12月 第1戦ではシリーズ2勝を挙げて3大会ぶりの決勝進出を決めている。唯一のS1班である小原太樹(神奈川・36歳)も表彰台経験のある実力者で、初Vのチャンスは十分だろう。

 

【菊地圭が強烈ダッシュで圧倒】

今シリーズでトップクラスのダッシュ力を誇る期待の若手。前回12月 第4戦ではタイムトライアルで自己ベストである10212という好タイムを叩き出した。PIST6では4連続で決勝戦に進出しているし現行競輪でも成績は上向きなので、間違いなく今シリーズの主役となるだろう。

 

【保田浩輔が初の頂点を狙う】

自転車競技の経験が長く、PIST6でも5度の優出がある岡山のホープ。練習中に肩鎖関節脱臼し復帰後は決勝進出を逃していたものの、12月 第1戦では久しぶりの決勝進出を果たした。近況は復調気配をみせており、優勝を狙えるだけの実力は秘めている。

 

【総合力上位の小原太樹の台頭も】

現行競輪では昨年10月に行われた寛仁親王牌で自身2度目のGI決勝進出を果たし、準優勝と好成績を収めた。PIST6でもこれまでに24勝を挙げていて、2度の表彰台経験がある。S級トップレーサーの意地をみせて、PIST6初制覇に挑む。

 

12月 第4戦で初優勝を手にしたばかりの藤原俊太郎(岡山・28歳)も黙ってはいない。持ち味生かした積極果敢な競走で連続Vがあってもいい。また初参戦組も見逃せない存在で、自転車競技経験が豊富な犬塚貴之(愛知・24歳)、佐藤壮志(熊本・21歳)や、地元の山田駿斗(千葉・20歳)、なにわの快速レーサー久田朔(大阪・21歳)などスピード自慢の選手が揃っていて激戦が繰り広げられそうだ。

                             ©日刊プロスポーツ新聞社

PIST6 2024 ウィンターステージ 1月第2戦

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