【レビュー PIST6 2024年度㊲】根田空史が逃げ切り4連発で7度目の栄冠

2025.01.03

レース,選手

PIST6 2025 1月 第1戦は13()に最終日が開催された。

決勝戦は根田空史が3連勝で勝ち上がりを決め、地元千葉の3名を中心に個性豊かな6名が顔を揃えた。新年一発目の決勝戦は、根田空史が先行逃げ切りで7度目の優勝を飾った。

 

決勝戦のスタートポジションは先頭から依田翔大-根田空史-鈴木浩太-斉藤樂-山賀雅仁-北川大五郎。レースは残り4周すぎから上昇した山賀が2番手に入る。残り3周でペーサーが退避し、根田が残り2周半すぎに先頭に立って先行態勢に入る。すると残り2周を目掛けて鈴木が一気にスパートするも、根田が突っ張って応戦。両者での踏み合いが長引くも、最終1センターで鈴木が後退。残り半周では依田が車を外に持ち出すが、逃げた根田が振り切って1着でゴールした。

 

「普段からここで練習をやっているけど、(久々のPIST6参戦は)練習と比べものにならないぐらいのものを得られた感じです。(決勝戦は)中途半端な位置であまり好きな位置ではなかったが、落ち着いていいタイミングでいけた。最後は苦しくて残ったのか抜かれたのかわからないぐらいだったのですが、逃げ切れたので良かった。(今シリーズは)万全の状態ではなかったけど、いいスタートが切れた」

 

PIST6の参戦は243月以来で今シリーズは10カ月ぶりの参戦となったが、予選から手ごわい相手を力で圧倒し3連勝で勝ち上がると、決勝戦でも力強い逃げ切りで完全Vを飾った。前検日には「練習仲間の岩本(俊介)さんがグランプリに乗ったので、自分もそこを目指して頑張りたい」と新年の抱負を語っており、今後のさらなる活躍を期待したい。

 

『初参戦組が健闘』

今シリーズは青木瑞樹、高橋舜、吉田茂生の3名がPIST6に初参戦。1次予選で青木が逃げ切りで初白星を飾ると、2次予選では高橋が豪快なまくりを決めて初勝利。ともに準決では惜しくも3着に敗れたものの、青木は順位決定戦Eでも勝利した。また吉田も2日目は2走とも2着に入り、初出場ながらも3選手が揃って爪痕を残した。

                        ©株式会社日刊プロスポーツ新聞社

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次回開催は1月11日(土)と1月12日(日)。『PIST6 2024 ウィンターステージ1月第2戦が行われる。

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