【レビュー PIST6 2024年度㉟】河端朋之が13連続完全Vを達成

2024.12.22

レース,選手

PIST6 2024 12月 第3戦は12月22日(日)に最終日が開催された。
決勝戦は河端朋之、松崎広太、黒瀬浩太郎の3名が3連勝で勝ち上がりを決めて、優勝経験者4名を含めた表彰台経験者6名が顔を揃えた。大激戦の一戦は、河端朋之が好位置確保からのまくりを決めて13連続完全優勝を飾り、連勝記録を52に伸ばした。

決勝戦のスタートポジションは先頭から鈴木伸之-岩井芯-河端朋之-黒瀬浩太郎-松崎広太-谷口力也。レースは残り3周でペーサーが退避し、岩井が先頭に出る。鈴木が2番手に入り、3番手が内に河端、外に松崎で併走となる。残り2周手前から松崎が仕掛けて先頭に立つと、この動きに河端が続いて3番手に岩井が入る。河端は後方の動きを警戒しながら最終2コーナーからスパートすると、2センター付近で松崎をとらえて、そのまま1着でゴールした。

「今回こそは連勝が止まるだろうなと思っていたけど、なんとか優勝できて良かった。(レースは)今回は怪しいコース順だと思っていたし、フタをされて内に詰まる形で嫌なレース展開になってしまったけど、松崎(広太)の後ろに巧くスイッチできたのが大きかった。本当に紙一重だったと思う。今年最後を優勝で締め括れて良かった。若い子も増えていくし、来年からは雨谷(一樹)も復帰するけど、自分は一戦一戦を頑張るだけです」

今シリーズの決勝戦には優勝経験者で河端の連勝を止めようと目論む勢いのある若手が集結したが、その若手の挑戦を一蹴する圧巻の走りを披露した。23年3月から続く河端のPIST6不敗神話はまだまだ続きそうだ。

『PIST6 CHRISTMASが開催された』
今シリーズは『PIST6 CHRISTMAS』が開催され、選手からのクリスマスプレゼントとしてサイン入りステッカーなどがもらえる投げ込みが行われた。また21日にはパリオリンピックの自転車競技トラック種目に出場した長迫吉拓選手が来場。アリーナ内ではBMX、MTB、キックバイクなどが楽しめる自転車イベントが実施され、初心者から経験者まで多くのお子様連れの方が来場しPIST6のレースとともに大きな盛り上がりをみせた。

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次回開催は12月28日(土)と12月29日(日)。『PIST6 2024 オータムステージ12月第4戦が行われる。

PIST6 2024 オータムステージ 12月第3戦結果はこちら