【プレビュー PIST6 2024年度㉟】好メンバー揃うも河端朋之のV有力

2024.12.12

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 12月 第3戦。
優勝経験者は5名が参戦。その中でも圧倒的な優勝候補として名が挙がるのは河端朋之(岡山・39歳)だ。PIST6では48連勝中と他の追随を許しておらず、今節もさらなる連勝記録更新に期待が懸かる。対抗格は123期の新鋭・黒瀬浩太郎(広島・24歳)と松崎広太(茨城・25歳)。両者ともに近況の勢いは十分で大物食いに一考したい。

【河端朋之が大台の50連勝突破へ】
以前はナショナルチームに所属し、世界と渡り合ってきた実力者。PIST6でもその力を遺憾なく発揮し、昨年3月のEXTRA STAGE 年間ファイナルで初優勝を飾って以来、無敗の48連勝を記録。現行競輪では11月に行われた競輪祭(GI)でシリーズ2勝を挙げるなど、近年はグレード戦線での活躍も目立っている。今回は3ヶ月ぶりのPIST6参戦となるが、一切の不安を感じさせることなく、13連続完全Vを果たす可能性が高そうだ。

【黒瀬浩太郎が雪辱晴らす】
PIST6では通算6度の優勝と堂々の実績を誇り、持ち味のスーパーダッシュを生かした豪快な走りは一見の価値あり。SUMMER STAGE 7月 第4戦では河端朋之に敗れて準Vに終わっただけに、今節はリベンジに燃えているはずだ。現行競輪では連続完全V中と、次節は特別昇級が懸かるシリーズを迎えるだけに、今節で結果を残して弾みをつけたいところ。

【充実ぶり際立つ松崎広太】
SUMMER STAGE 9月 第4戦で初優勝を飾ると、そこからは3連続完全Vとブレイク中。実績はもちろんのことAUTUMN STAGE 10月 第3戦では最多優勝記録を保持する堀江省吾を3周先行で降すなど、脚力の高さを証明した。近況は現行競輪でも4場所連続で優勝中と波に乗っており、強豪が揃う今節でも楽しみな存在だ。

その他にもPIST6での実績あるベテラン勢が多数参戦。伊藤信(大阪・41歳)は今年のUCI 2024 マスターズ世界選手権トラックを制して2度目のアルカンシェルを獲得。PIST6では悔しい結果が続いており、久々の返り咲きに期待したい。藤岡隆治(徳島・48歳)は前回のAUTUMN STAGE 11月 第2戦でシリーズ3勝の活躍。位置取りの巧さは去ることながら、近況はタテ脚も好調だ。PIST6きっての追走巧者である前反祐一郎(広島・51歳)も状態は上向いており、穴党は要注目。

                            ©日刊プロスポーツ新聞社

 

PIST6 2024 オータムステージ 12月第3戦

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