【プレビュー PIST6 2024年度㉞】1年ぶりのV目指す中島詩音が中心
2024.12.03
今シリーズはPIST6 2024 12月 第2戦。
若手を中心に優出経験を有する実力者が多く揃ったが、これまでにV7の実績を誇る中島詩音が優勝候補の筆頭だ。3度の優勝があり、実績面で次ぐ鈴木浩太が対抗格。前回の10月 第1戦でも決勝進出を決めており、再度のVがあってもいいだろう。また荒川仁も優勝は1度のみだが、表彰台経験が多い。前回11月 第2戦では準優勝と好成績を残しており、この地元両者がV争いに加わってきそうだ。
【実績断然の中島詩音】
現行競輪ではS級2班に在籍する若手機動型で、PIST6ではこれまでに7度の完全優勝がある。今年は出場した3開催のうち決勝進出が1度のみだが、準決で敗退した2開催はとも準決は3着惜敗で、3開催すべてでシリーズ3勝を挙げている。ここでは実績最上位なので、しっかりとその実力を示して、優勝を勝ち取ろう。
【鈴木浩太の機動力に期待】
3度の優勝経験がある地元の若きエース。現行競輪では7月にA級降級となるも、10月に3場所連続完全優勝を達成。特進後の11月松戸では決勝進出と勢いがある。PIST6では今年の1月に完全優勝と好スタートを切っただけに、今年最後の出場となる今シリーズも優勝という最高の形で1年を締めくくろう。
【荒川仁が地元で意地みせる】
学生時代にはナショナルチームBに在籍経験があり、競技経験が豊富な地元のホープ。昨年8月の初V以降優勝からは遠ざかっているが、11度の決勝進出があり、準V2回、決勝3着3回と表彰台の常連だ。11月 第2戦では梶原海斗に敗れたものの、7月 第4戦ぶりに表彰台入りを決めていて、久々の頂点に期待したい。
その他にも優勝経験がある畝木聖(岡山・27歳)や、連続で決勝戦にコマを進めている神開一輝(福岡・31歳)、森本桂太郎(愛媛・26歳)らの台頭も十分。また、2連続でタイムトライアル1位通過し、予選を連勝している滝本幸正(新潟・26歳)も侮れない存在。今節が初出場となる梅崎隆介(長崎・34歳)は、24年全プロ競技大会のチームスプリントで3位入賞し、寛仁親王牌でGI初出場を果たしたばかりで要注目の選手だ。
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PIST6 2024 オータムステージ 12月第2戦
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