【レビュー PIST6 2024年度㉝】堀江省吾がまくり切って15Vを達成

2024.12.03

レース,選手

PIST6 2024 12月 第1戦は12月3日(火)に最終日が開催された。
決勝戦は堀江省吾、皿屋豊の2名が3連勝で勝ち上がりを決めて、これまでに表彰台経験のある実力者6名が顔を揃えた。実力者同士での一戦は、堀江省吾が力強いまくりで15度目のVを達成し、自身の持つ最多V記録を更新した。

決勝戦のスタートポジションは先頭から三好恵一郎-保田浩輔-稲毛健太-依田翔大-堀江省吾-皿屋豊。レースは残り3周でペーサー退避に合わせて依田が切ると、堀江が先頭に立つ。堀江後位で依田、皿屋が併走となり、残り2周手前で皿屋が自ら仕掛けると、この動きに保田が続く。堀江は3番手に入ると、残り1周半すぎからスパート。残り半周で皿屋に並びかけると、そのままの勢いでまくり切って1着でゴールした。

「15Vに更新できて素直に嬉しいです。(決勝戦は)準決勝の皿屋(豊)さんの走りを見ていて自分が先行したら、皿屋さんのスピードの方が上位だと思ったので、皿屋さんの脚を使わせるような作戦を考えていたのですけど、それ通りになったかなと思います。初日でかなり長い距離をいったりしてもいいタイムで上がれていたりもしたので、まだまだ強くなれる感触はあるので上を目指して頑張りたいと思います」

今シリーズは直前に行われた関東地区プロ自転車競技大会から中3日の参戦で体調面での若干の不安もありながらではあったが、タイムトライアルを1位で通過。レースでも予選、準決勝を逃げ切り3連勝で勝ち上がると、決勝戦では力強いまくりで完全Vを飾った。

『人気の決着が続いた』
初日ナイトの8レースで久保光司がまくりで勝利し、人気の依田翔大が3着に敗れたことで今シリーズ唯一の万車券が飛び出したが、初日の予選では12レース中8レースで3連単3桁配当決着と固めの決着が続いた。2日目も初日の流れが続いて、準決勝で多少のヒモ荒れがあったものの、配当は6000円台に収まる結果となった。また近況は敗者戦での活躍が目立っていた三好恵一郎は、4月以来の準決勝進出。その準決勝でも大外を鋭く伸びて2着に入り、昨年5月以来となる決勝進出を決めた。

                        ©株式会社日刊プロスポーツ新聞社

DSC04362.jpg

次回開催は12月12日(木)と12月13日(金)。『PIST6 2024 オータムステージ12月第2戦が行われる。

PIST6 2024 オータムステージ 12月第1戦結果はこちら