【プレビュー PIST6 2024年度㉛】最多V更新を狙う堀江省吾
2024.11.06
今シリーズはPIST6 2024 11月 第3戦。
優出経験がある実力者が多数参戦し、ハイレベルなV争いが見込まれるシリーズだが、これまでに13Vと優勝回数で大きくリードする堀江省吾(長野・27歳)が優勝候補の最有力だ。地元の鈴木浩太(千葉・27歳)が対抗格で、現行競輪では10月にS級2班に特別昇級を果たしていて、近況は充実。その勢いに乗ってPIST6でも4度目の優勝を目指す。依田翔大(山梨・25歳)も負けてはいない。7月 第3戦では悲願の初Vを飾っていて、決勝メンバーの常連となっているだけに、2度目の頂点があってもいいだろう。
【堀江省吾が機動力でねじ伏せる】
これまでに13Vと最多優勝記録を誇る若手機動型。持ち前の持久力を生かしたロングスパートを武器に白星を量産していて、その勝率は85%超。前回10月 第3節では、決勝戦で松崎広太に敗れ3着も、予選、準決は3連勝で勝ち上がりを決めた。強敵揃う今シリーズでも持ち味を発揮して、他を圧倒する。
【鈴木浩太が返り咲きを目指す】
現行競輪では7月にA級1班に降級したものの、10月宇都宮で3場所連続完全優勝を決めてS級2班に特進を果たした。特進後も11月武雄の予選で逃げ切り勝利を挙げていて、実力は申し分ない。PIST6では3度のVがあり、直前の10月 第1戦でも決勝戦まで勝ち上がっているだけに、ここでも注目だろう。
【抜群の安定感を誇る依田翔大】
学生時代はロードレースなどの中長距離種目で活躍。PIST6にはこれまでに11回参戦し、6度の決勝進出。特に3月に初優出を果たしてからは決勝を外したのは1度のみと展開に応じた器用な立ち回りで抜群の安定感を誇る。7月 第2戦では完全優勝で初の頂点に立っているだけに、間隙を突いて2度目のVを目指す。
その他にも優勝経験者の山田義彦(埼玉・38歳)、藤井昭吾(滋賀・38歳)、東矢昇太(熊本・38歳)といった出場経験豊富なベテラン勢のレース運びにも注目したい。またルーキーの今井希(埼玉・23歳)は、初出場から2連続で決勝戦に勝ち進んでおり、今シリーズも期待ができそうだ。
©日刊プロスポーツ新聞社
PIST6 2024 オータムステージ 11月第3戦
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