【レビュー PIST6 2024年度㉙】松崎広太がまくり快勝し3連続完全V
2024.11.02
PIST6 2024 11月 第1戦は11月2日(土)に最終日が開催された。
決勝戦には松崎広太が3連勝で勝ち上がりを決め、20代、30代の6名が顔を揃えた。フレッシュな顔ぶれで行われた一戦は、後続を突き放す快勝劇で松崎広太が3連続完全Vを飾った。
決勝戦のスタートポジションは先頭から中野真吾-稲毛健太-松崎広太-佐藤啓斗-福田健太-菊地圭。レースは残り3周でペーサーが退避し、菊地が切った上をすかさず福田が叩いて先行態勢に入る。5番手に置かれた松崎は、残り1周半付近から一気にスパート。残り1周で福田を捕えると、追い掛けた稲毛に詰め寄る隙を与えず、そのまま1着でゴールした。
「(決勝戦は)後方の2人が動ける人たちだったので、そのあとにいければと思っていた。前団で脚を使い合ってくれていたし、残り1周半で1番いい脚の状態で仕掛けることができた。残り半周で後ろが離れているのが見えて、このままいけば優勝かなと思った。(来期の)S級で通用するように力を付けていきたい。来月もここでS級選手と走れる機会があるので頑張りたい」
9月 第4戦では完全優勝で初Vを飾り、そこから3連続で負けなしと現在12連勝中。現行競輪でも今期5Vの活躍をみせていて、来期には初のS級昇級が決まっている。S級、A級混合のPIST6でS級選手の走りを肌で感じて、来期からのS級戦にこの経験を生かしていきたい。
『若手の躍動が目立つ』
直前にはUCI世界選手権大会トラックマスターズのスプリントで世界チャンピオンに輝き、予選を連勝した伊藤信や、優勝経験者の山田義彦、大西祐ら有力選手が準決勝で次々と敗退。その中で準決勝を逃げ切り快勝した福田健太をはじめ、決勝戦に進出した6名のうち5名が111期以降と若手の躍動が目立った開催となった。
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次回開催は11月5日(火)と11月6日(水)。『PIST6 2024 オータムステージ11月第2戦』が行われる。
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