【プレビュー PIST6 2024年度㉚】前回Vの原田翔真が主軸

2024.11.02

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 11月 第2戦。 
傑出者が不在も、若手からベテランまで実力者が揃っていて混戦模様なシリーズだが、前回10月 第2戦でバースデーVを飾った原田翔真(和歌山・24歳)が今シリーズの主役だ。同じく優勝実績のある荒川仁(千葉・26歳)も負けてはいない。予選での勝率は8割超とかなり高い勝率を誇る。地元の意地をみせて2度目のVを目指す。10月に行われたUCI世界選手権大会トラックマスターズで銀メダルを獲得した市本隆司(広島・53歳)も侮れない存在で、悲願の初優勝があってもいいだろう。
 
【原田翔真の機動力に期待】
10月 第2戦の決勝戦では好位置キープから力強いまくりを決めて、14度目の参戦にして悲願の初優勝を飾った。近況は予選を中心に白星を挙げていて、8月 第4戦でも準Vと好成績を残しているように、かなり力を付けてきている。現行競輪では来期初のS級昇級が決まっており、初のS級戦に弾みを付ける意味でもPIST6連続Vを狙う。

【荒川仁がスピード発揮】
学生時代にはナショナルチームBに在籍した経験もある地元千葉の将来を嘱望されている若手機動型。競技経験が豊富で、PIST6では昨年8月に完全優勝の経験がある。近況は準決勝敗退するケースも目立つが、ここでは実績最上位として持ち前のトップスピードを生かした仕掛けで久々のVを決める。

【大ベテラン市本隆司にも注目】
10月に行われた24年UCI世界選手権大会トラックマスターズのスプリント50-54歳カテゴリーでは2年ぶりの優勝は逃したものの、銀メダルを獲得した。PIST6では優勝こそ手にできてないが、準優勝3回、決勝3着2回と表彰台の常連だ。世界選手権を戦い抜いたベテランパワーをPIST6でも発揮しよう。

その他にも前回10月 第2戦では3連勝で決勝戦に進出した今井希(埼玉・23歳)、小玉拓真(岡山・38歳)もV争いに加わってきそうだ。また今シリーズが2度目の参戦となる山賀雅仁(千葉・42歳)は、現行競輪ではグレードレース戦線でも活躍しているベテランで軽視はできないだろう。

                            ©日刊プロスポーツ新聞社

 

PIST6 2024 オータムステージ 11月第2戦

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