【プレビュー PIST6 2024年度㉙】勢い重視で松崎広太を中心

2024.10.29

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 11月 第1戦。 
優勝経験者の5名を中心に機動力あるタイプが多く揃ったシリーズだが、10月 第3節で2度目の優勝を手にした松崎広太(茨城・25歳)が優勝候補の最右翼。対抗格は稲毛健太(和歌山・35歳)で、前回9月 第2節では半年ぶりの優出を果たした。持ち前のダッシュ力を生かして2度目のVがあってもいい。6度の優勝経験を有する伊藤信(大阪・41歳)も強烈なまくり一撃が持ち味で、実績最上位の意地を見せて1年ぶりの頂点を狙う。

【松崎広太が3連続Vを目指す】
初出場から4連続で決勝進出している売り出し中の若手機動型。10月 第3節では3連勝で決勝戦に勝ち進んで、その決勝では最多Vを誇る堀江省吾を相手に先行逃げ切りで完封し、連続Vを飾った。現行競輪でも10月取手、熊本と連続で優勝を決めていて、近況はPIST6、現行競輪の双方で充実。今シリーズも優勝候補の筆頭格として力強い走りを披露する。

【復調ムードの稲毛健太に期待】
ナショナルチームに在籍経験があり、PIST6でも2月に完全優勝の実績がある実力者。9月 第2節の準決勝では連勝中の河端朋之をかなり苦しめる走りをみせて、半年ぶりに決勝の切符をつかんだ。現行競輪では8月函館で準優勝があり、10月平塚、岸和田と連続で決勝戦にコマを進めていて復調気配を感じられるだけに、7カ月ぶりのVも狙えるだろう。

【凱旋初戦の伊藤信に注目】
9月 第3戦では予選、準決勝と白星を並べて、決勝戦では優勝した黒瀬浩太郎に2分の1車輪まで詰め寄っての準Vと優勝まであと一歩のところまで迫った。また10月に行われた24年UCI世界選手権大会トラックマスターズのスプリント40-44歳カテゴリーでは世界一に輝いた。アルカンシエルを獲得したベテランの走りに注目してみたい。

その他にも優勝経験がある山田義彦(埼玉・38歳)、大西祐(愛媛・37歳)も侮れない存在だ。また10月 第3節では初出場ながらもシリーズ2勝を挙げる活躍をみせた福田健太(宮城・23歳)や、スピード自慢の菊地圭(宮城・23歳)、前回失格のリベンジを誓う斉藤樂(宮城・22歳)の浮上にも期待したい。

                            ©日刊プロスポーツ新聞社

 

PIST6 2024 オータムステージ 11月第1戦

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