【プレビュー PIST6 2024年度㉘】スピードで優る黒瀬浩太郎が中心

2024.10.17

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 10月 第4戦。 
若手からベテランまで実力者が多く揃ったシリーズだが、これまでに4Vの実績があり、持ち前のトップスピードの高さを生かした仕掛けで白星を量産している黒瀬浩太郎(広島・24歳)が中心。優勝回数と勝率では黒瀬を上回る中島詩音(山梨・26歳)も引けを取らない。好スパートを決めて昨年12月以来の優勝を目指す。現行競輪でS級1班に在籍している皿屋豊(三重・41歳)の機動力も負けてはいない。強靭な地脚を生かした積極果敢な走りで悲願の初Vに挑む。

【黒瀬浩太郎が連続Vを狙う】
9月 第4節ではタイムトライアルで自己ベストとなる10秒060を叩き出した。レースでも危なげのない競走を披露し3連勝で勝ち上がると、決勝戦では残り2周手前からのロングスパートで他の実力者を完封。4度目のVを完全優勝で飾った。今シリーズでも持ち前のスピードは屈指の存在で、連続Vを狙う。

【実績上位の中島詩音が意地を見せる】
現行競輪では8月小田原で通算100勝を達成し、まだまだ伸び盛りの若手機動型。これまでに7VとPIST6での実績面では今シリーズ最上位だ。前回の9月 第2節では決勝戦で河端朋之、棚瀬義大に先着を許すも、予選、準決勝は白星を並べて格の違いを見せつけていた。強豪が揃っているが、実績上位の意地をみせて久々のVを決める。

【先行力ある皿屋豊の浮上も】
23年UCI世界選手権大会トラックマスターズの750mタイムトライアル40-44歳カテゴリーで世界一に輝いたベテラン。直前は現行競輪のG1寛仁親王牌に出場し、G戦線でも活躍している。若手に負けず劣らずの持久力の持ち主で、PIST6では4度の準優勝経験があるが、そろそろ初Vのチャンスがあってもいいだろう。

その他にも三浦翔大(宮城・34歳)や、東矢昇太(熊本・38歳)といった優勝経験者や、4連続決勝進出中と勢いのある常次勇人(大阪・22歳)ら決勝常連の精鋭が集結している。また初出場の塩島嵩一朗(神奈川・24歳)は養成所ではゴールデンキャップを獲得している逸材で初戦から注目していきたい。

                          ©日刊プロスポーツ新聞社

 

PIST6 2024 オータムステージ 10月第4戦

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