【プレビュー PIST6 2024年度㉖】返り咲きを目指す安倍大成が中心

2024.10.06

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 10月 第2戦。 
実力拮抗で混戦模様となりそうなシリーズだが、PIST6で4連続優出中と安定感あふれる走りを披露している安倍大成(埼玉・25歳)が優勝候補の筆頭格。対するは7月 第3節で安倍を破り、悲願の初Vを成し遂げた依田翔大(山梨・25歳)で、器用な立ち回りをみせて2度目の頂点も十分。8月 第4節で久々の決勝進出を果たし、準Vと好成績を残した原田翔真(和歌山・23歳)は、9月 第3節でも予選を連勝しているように機動力は高く、傑出者不在の今シリーズではVチャンスもありそうだ。

【安倍大成がスピード発揮】
7月 第3節から4連続で決勝進出を果たしており、準優勝が3回と優勝まであと一歩のところに迫っている。また予選、準決勝は4節連続で負けなしと勝ち上がり戦での安定感は抜群だ。現行競輪では今期からS級に昇級し、持ち前のスピードを生かした走りで徐々に結果を出し始めている。PIST6でも昨年4月以来の優勝があってもいいだろう。

【レースセンス光る依田翔大】
7月 第3節の決勝戦では安倍の残り1周からのスパートに続いて、ゴール直前で差し切って初優勝を飾った。続く8月 第1節では準決勝で敗退し連続優出が途切れたものの、レースセンスの高さが魅力で、ここではV候補の一角。現行競輪ではA級2班に昇班後も上々の成績を残していて、競走得点は91点台まで上昇している。勢いに乗る若手が2度目の優勝に挑む。

【原田翔真の先行力に期待】
初参戦の昨年2月に決勝戦に勝ち上がって以降は準決勝が大きな壁となっていた。しかしながら、8月 第4節の2次予選で逃げ切り勝利をつかむと、その勢いで準決勝も突破。決勝戦では初の表彰台入りとなる2着に入ってみせた。ケレン味のない先行力が持ち味で、積極果敢に攻めて初Vを狙う。

その他にも表彰台経験のある滝本幸正(新潟・26歳)や、PIST6では2連続で優出している上野恭哉(福岡・26歳)。前回は初参戦ながらも予選勝利を挙げている栗山和樹(岐阜・27歳)、稲毛知也(和歌山・26歳)の両者も軽視はできない。また初出場のルーキー今井希(埼玉・23歳)も含めて有望な若手が揃っていて予選から目が離せないだろう。

                            ©日刊プロスポーツ新聞社

 

PIST6 2024 オータムステージ 10月第2戦

出場選手一覧はこちら