【プレビュー PIST6 2024年度㉕】先行力断然の棚瀬義大が中心

2024.09.29

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 10月 第1戦。 
勢いのある若手を中心とした実力者が集結し、熾烈なV争いが見込まれるが、9月 第2戦で連勝中の河端朋之に先着を許すも準優勝と好成績を残していて、これまでに3度の完全優勝経験がある棚瀬義大(岐阜・24歳)がシリーズの主役を担う。対するは初出場の9月 第1節で最年少優勝を成し遂げた岩井芯(岐阜・19歳)で、連続Vも十分に狙えそうだ。久々のPIST6参戦となる永澤剛(青森・39歳)は、現行競輪ではS級トップクラスで活躍している実力者で、PIST6ではメンバー中最多の優勝回数を誇る。持ち前のタテ脚を発揮し、5度目の頂点に挑む。

【棚瀬義大が積極策で圧倒】
現行競輪では積極果敢な競走スタイルで、今期3度の優勝がある岐阜のホープ。PIST6では8月 第2節を始めとして3度の完全V実績を持つ。9月 第2節では、危なげなく3連勝で決勝戦にコマを進めると、その決勝戦では河端朋之に敗れたものの準V。今シリーズ屈指の機動力で他を圧倒し、4度目の優勝をつかむ。

【岩井芯の勢いに期待】
7月に本格デビューを迎えた期待のルーキー。9月 第1節では初参戦ということもあり、勝ち上がりでは自力を出せずに苦戦を強いられたが、決勝戦では残り2周手前から圧巻のロングスパートを披露し、実力者の猛追を退けた。前回同様にパワフルな走りができれば、連続Vがあっても不思議ではない。

【永澤剛がタテ脚発揮】
現行競輪では110点を超える競走得点の持ち主で、直前の地元青森記念では2勝をマークし、決勝進出を果たしている。PIST6では持ち前のタテ攻撃で5Vと実績面では最上位で、3連対率は驚異の95%と圧倒的な数字を誇る。久々の参戦とはなるが、実力者の貫禄を示して昨年7月以来の優勝を目指す。

その他にも鈴木浩太(千葉・27歳)や、荒川仁(千葉・26歳)、原田亮太(千葉・28歳)など若手を中心とした地元勢や、連続優出で復調気配をみせる山田義彦(埼玉・38歳)、初出場で競技経験が豊富なルーキー・川田真也(埼玉・23歳)、中島竜誠(山梨・24歳)と個性豊かなメンバーが名を連ねていて、白熱した戦いとなりそうだ。

                            ©日刊プロスポーツ新聞社

 

PIST6 2024 オータムステージ 10月第1戦

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