【プレビュー PIST6 2024年度㉒】激戦もスピードで勝る黒瀬浩太郎が主軸
2024.09.14
今シリーズはPIST6 2024 9月 第3戦。
勢いある若手機動型を中心に好メンバーが揃ったことで激戦模様も、これまでに3度の優勝経験があり、持ち前のスピードを生かして白星を量産している黒瀬浩太郎(広島・24歳)を中心視。ダッシュ力では引けを取らない安倍大成(埼玉・25歳)が対抗格で、昨年4月以来となる2度目の優勝を決めたい。ケガから復帰し、復調気配をみせている伊藤信(大阪・40歳)は実績面では最上位で、復活Vも十分だ。
【黒瀬浩太郎がスピードで圧倒】
4月 第4節での初優勝から3連続でのVを飾るも、7月 第4節で準V、8月 第4節では決勝3着と2連続で優勝から遠ざかっている。しかしながら、タイムトライアルでは10秒台前半のタイムを安定して出しており、今開催屈指のスピードスター。現行競輪では直前の9月富山決勝戦で強烈なまくりを決めて優勝を飾っており、その勢いで4度目のVをつかもう。
【ダッシュ力抜群の安倍大成に期待】
持ち味のダッシュ力を生かした仕掛けで7月第3節から3連続で準Vと優勝にはあと一歩手が届いていないが、近況は走りに器用さも出てきている。また現行競輪では7月よりS級2班に昇級を果たし、9月富山記念の3日目にS級初勝利を手にした。S級でも通用している機動力を武器に優勝を目指す。
【復活Vを狙う伊藤信】
22年UCIマスターズトラック世界選手権のスプリント35-39歳カテゴリーで世界チャンピオンに輝いた実力者。PIST6では6度の優勝経験があり、実績面では断然。現行競輪での落車から復帰し、8月 第4節では予選でタテ脚を発揮し連勝と本来のキレ味が戻ってきているので、7度目の頂点があってもいい。
その他にも優勝経験を有する畝木聖(岡山・27歳)や、PIST6では2連続優出と勢いに乗るベテラン小嶋敬二(石川・54歳)も参戦。また、荒川仁(千葉・26歳)や、原田亮太(千葉・28歳)、伊勢崎彰大(千葉・45歳)といった地元勢の活躍も期待できそうだ。
©日刊プロスポーツ新聞社
PIST6 2024 サマーステージ 9月第3戦
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