【プレビュー PIST6 2024年度㉑】スピ―ド断然の河端朋之がV筆頭
2024.09.07
今シリーズはPIST6 2024 9月 第2戦。
好メンバーが揃っていてハイレベルなV争いが見込まれるが、PIST6で11連続完全V中と無類の強さを誇る河端朋之(岡山・39歳)の機動力が断然だ。これまで7Vと実績面で次ぐ中島詩音(山梨・26歳)が対抗格で、展開次第では昨年12月以来のVがあってもいい。2度のV実績を有する神田龍(三重・35歳)は持ち前のキレ味を生かした仕掛けでV争いに加わる。
【河端朋之が連勝記録を更に伸ばす】
2018年の世界選手権のケイリン種目で銀メダルを獲得するなど、長らくナショナルチームの一員として世界を相手に活躍してきた実力者。PIST6では現在11連続完全V中と連勝街道をひた走っており、凄まじいダッシュ力と持ち前のスピードを生かした仕掛けで、更なる連勝記録更新が期待できそうだ。
【中島詩音が久々のVを狙う】
7カ月ぶりの参戦となった7月 第2節では準決勝で3着に敗れるも、シリーズ3勝をマークした。現行競輪では度重なる落車でリズムを崩していたが、8月小田原で通算100勝を達成し、直近では決勝進出も増えている。持ち味の航続距離の長さを生かした仕掛けで、強敵を打ち破って久々のVを狙う。
【キレ味抜群の神田龍に期待】
これまでに2度の優勝を手にしている実力者で、鋭いカマシ、まくりに定評がある。8月 第2節では準決勝6着で連続優出は途切れてしまったが、好スパートを連発して3勝を挙げた。近況では白星がかなり増えていて、勢いはある。混戦となるようならば出番は十分あるだろう。
その他にも藤井昭吾(滋賀・38歳)や、東矢昇太(熊本・38歳)といった優勝経験者の走りからも目が離せない。また今シリーズが初出場となるS級レーサーの小西晴己(三重・22歳)や、125期の川上隆義(栃木・23歳)、山本天平(千葉・26歳)と個性豊かなメンバーが揃っていて、白熱したレースが展開されそうだ。
©日刊プロスポーツ新聞社
PIST6 2024 サマーステージ 9月第2戦
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