【レビュー PIST6 2024年度⑲】堀江省吾が最多となる13度目の優勝を達成!

2024.08.28

レース,選手

PIST6 2024 8月 第4戦は8月28日(水)に最終日が開催された。
決勝戦には黒瀬浩太郎、皿屋豊、堀江省吾の3名が無傷の3連勝で勝ち上がり、20代の若手中心のメンバーが顔を揃えた。大激戦の一戦は、残り1周手前からまくった堀江省吾が自身の持つ最多優勝記録を更新する13度目の優勝を飾った。

決勝戦のスタートポジションは先頭から皿屋豊-黒瀬浩太郎-堀江省吾-原田翔真-常次勇人-滝本幸正。レースは残り3周でペーサーが退避し、最後方の滝本幸正が上昇すると、この動きに常次勇人が続く。残り2周手前から黒瀬浩太郎がスパートし、前を叩き切る。この仕掛けに堀江省吾、原田翔真が続いて、残り1周付近から堀江省吾が仕掛ける。黒瀬浩太郎と堀江省吾の併走が続いたが、3コーナー手前でまくり切った堀江省吾がそのまま1着でゴールした。

「誰も動かないようなら仕掛けようと思ったタイミングで黒瀬(浩太郎)君が仕掛けてくれた。残り1周まで黒瀬君の後ろを無風で回れたので、そこから自力で仕掛けることができた。今シリーズはいつものように長い距離を仕掛けるというのができなかった。真鍋(智寛)君や、黒瀬君のようなスピードのある若手が出てきているので負けないように、自分もトップスピードが足りないので付けていかないといけない。今は練習量を増やしているので、その効果が9月後半から徐々に出てくると思う」
 
 タイムトライアルでは自身のこれまでのワーストタイムとなる10秒609の9位でスタートしたが、レースでは本来の力強い走りを見せて3連勝で勝ち上がると、決勝戦でも黒瀬浩太郎を力でねじ伏せて、6月 第4節、7月 第2節に続く3連続完全優勝を達成した。今後も更に記録を伸ばしていきそうだ。

『勢いある若手が大活躍』
今節は優勝経験者の荒川仁や、伊藤信、稲毛健太が準決勝で次々と敗れる中、決勝戦は6名のうち5名が20代の若手機動型での対決となった。昨年2月以来2度目の決勝進出を決めて、準優勝と大健闘をみせた原田翔真や、4連続で決勝進出を果たした常次勇人。決勝進出こそ逃したが、3連単10万円を超える特大配当が飛び出した2次予選で先行勝負に出て2着に逃げ粘った菅野航基ら若手の勢いを普段以上に感じる開催となった。

                        ©株式会社日刊プロスポーツ新聞社

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次回開催は9月4日(水)と9月5日(木)。『PIST6 2024 サマーステージ 9月第1戦が行われる。

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