【プレビュー PIST6 2024年度⑲】優勝回数最多の堀江省吾がV最有力

2024.08.21

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 8月 第4戦。 
実力者揃いで好メンバーでのV争いとなるが、これまでに12Vと優勝回数で大きくリードする堀江省吾(長野・27歳)がV最有力だ。3度の優勝を誇る黒瀬浩太郎(広島・24歳)が対抗格で、抜群の機動力を生かして強敵撃破を狙う。6度の優勝経験がある伊藤信(大阪・40歳)もトップスピードでは引けを取らず、昨年10月以来となる久々のV獲りに挑む。

【堀江省吾が最多V記録更新を目指す】
航続距離が長さを武器に先行力を発揮して6月 第3節、7月 第2節と連続完全Vを決めた。自身の持つ最多優勝記録は12まで伸ばしており、実績面では抜けている存在だ。強力な同型が揃う今シリーズでも優勝候補の筆頭格で、圧巻のロングスパートで他を圧倒し、13度目の頂点を目指す。

【勢いある黒瀬浩太郎がスピード発揮】
持ち前のスピードを遺憾なく発揮して4月 第4節で悲願の初優勝を飾り、そこから3連続Vを決めた。7月 第4節こそ河端朋之に敗れるも、準優勝と勢いはある。PIST6 2024 ラウンド39の決勝戦では堀江に1車輪差の2着に屈しているので、その雪辱を果たして4度目のVをつかみたい。

【復調気配の伊藤信が久々のV狙う】
6度の優勝経験があり、実績面では堀江に次ぐ存在。現行競輪の6月函館G3で落車し、鎖骨、肋骨、右手小指骨折と大きなケガを負ったことで、復帰戦の7月 第4節では順位決定戦の1勝に留まった。しかしその後の現行競輪では節間1勝ずつ挙げるなど少しずつ復調が感じられる。昨年11月以来となる9カ月ぶりの優勝を狙う。

他にも優勝経験を有する稲毛健太(和歌山・35歳)、地元の荒川仁(千葉・26歳)のスピード自慢の両者の台頭も十分に考えられるだろう。また直前は現行競輪でオールスターに出場していた皿屋豊(三重・41歳)や、佐藤友和(岩手・41歳)、小原太樹(神奈川・36歳)、志智俊夫(岐阜・51歳)らS級トップレーサーも参戦。好メンバーによる激しいレースが繰り広げられそうだ。

                            ©日刊プロスポーツ新聞社

 

PIST6 2024 サマーステージ 8月第4戦

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