【レビュー PIST6 2024年度⑱】佐藤幸治が豪快なまくりで4度目のV

2024.08.20

レース,選手

PIST6 2024 8月 第3戦は8月20日(火)に最終日が開催された。
決勝戦には松崎広太、佐藤幸治、畝木聖の3名が無傷の3連勝で勝ち上がり、好メンバーが顔を揃えた。実力伯仲の一戦は、残り1周で2番手からまくりを放った佐藤幸治が1月以来となる4度目の優勝を飾った。

決勝戦のスタートポジションは先頭から山田義彦-佐藤幸治-守谷陽介-阿部架惟都-松崎広太-畝木聖。レースは残り3周でペーサーが退避し、動きがない中で4番手の阿部架惟都が仕掛けるが、前から山田義彦が突っ張って応戦する。残り1周半手前で阿部架惟都が後退すると、松崎広太はその外を回る。残り1周手前から佐藤幸治が松崎広太に合わせてスパート。佐藤幸治のスピードが良く、山田義彦を一気にのみ込むと後続の追撃を振り切って1着でゴールした。

「あの展開は予想外でした。山田(義彦)がただただすごいなと思いました。誰か来たら合わせてと思っていて、いい感じに合わせられた。優勝は最高に嬉しいですね。前回失格した分を取り戻せたかな。今シリーズは動けるところで動いてという走りができた。あとはタイムトライアルでベストタイムが出せるようにしっかり練習してきます。次走の富山記念にはいい感覚で臨めそう」
 
 前回7月 第4節では予選から3連勝で決勝戦に勝ち進んだが、その決勝戦では2着に到達するも、無念の失格。その雪辱を誓った今シリーズは予選、準決勝で持ち前のスピードを生かした仕掛けを決めて3連勝で勝ち進むと、決勝でも好位置から豪快なまくりを決めて前回のリベンジを果たす優勝を飾った。

『タイム上位6名全員が予選を連勝』
今節は初日の1次予選、2次予選の全12レースすべてで1番車が1着を飾り、タイムトライアル上位の6選手が全員連勝としっかりと結果を残した。配当面では1次予選でヒモ荒れがあったことで万車券が一本飛び出したが、それ以外は比較的堅い決着が続いた。2日目は実力が拮抗した準決勝や、順位決定戦で多少の波乱もあったが、比較的当てやすいPIST6の魅力が出た開催となった。

                        ©株式会社日刊プロスポーツ新聞社

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次回開催は8月27日(火)と8月28日(水)。『PIST6 2024 サマーステージ 8月第4戦が行われる。

PIST6 2024 サマーステージ 8月第3戦結果はこちら