【プレビュー PIST6 2024年度⑱】実績断然の佐藤幸治がV最有力

2024.08.12

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 8月 第3戦。 
PIST6で実績のあるベテラン勢と勢いがある若手機動型が揃ったシリーズだが、これまでに3度の優勝経験を有する佐藤幸治(長崎・38歳)が優勝候補の筆頭格。対するは7月第1戦で好メンバーを相手に初出場で初優出を果たした松崎広太(茨城・25歳)で、現行競輪同様の積極果敢な競走で初Vに挑む。昨年12月以来の参戦となる畝木聖(岡山・27歳)も優勝経験がある実力者で、久々の参戦もV争いに加わってきそうだ。

【佐藤幸治が1月以来の優勝を狙う】
7月 第4節は3連勝で決勝戦に勝ち進み、その決勝戦では2着に到達するも、無念の失格と悔しい結果に終わった。しかしながら昨年4月から予選、準決勝では白星をずらっと並べており、その勝率は7割超と圧倒的な戦歴を誇る。持ち前のスピードを発揮して1月以来の優勝を狙う。

【先行力ある松崎広太が初Vに挑む】
 初参戦となった7月 第1節では現行競輪同様に持ち味の積極策を披露して、予選を連勝。準決勝では佐藤幸と壮絶なもがき合いを演じながらも2着に入り、初出場にして決勝の舞台にコマを進めた。現行競輪でも7月西武園、岐阜と連続Vを決めている。前回の走りを考えれば、2度目の参戦でも十分に優勝が狙えそうだ。

【安定感ある畝木聖に期待】
昨年12月以来の参戦となる畝木聖だが、それまでは展開に応じた先行、まくりの機動力を発揮して5連続で決勝進出をしており、昨年8月には無傷の4連勝で悲願の初Vを成し遂げた。現行競輪でも前期からS級に復帰し、6月弥彦では決勝進出。その後も敗者戦ながら白星を挙げており、久々の参戦でも期待ができる。

 近況は苦戦するケースも目立っているが、これまでに3度のVがある山田義彦(埼玉・38歳)や、三浦翔大(宮城・34歳)、大西祐(愛媛・37歳)といった機動力がある優勝経験者も揃っていて侮れない存在だ。また地元の坪内恒(千葉・33歳)や、長身レーサーの吉田晏生(埼玉・25歳)ら123期生も多く参戦。新鋭の活躍からも目が離せないだろう。

                            ©日刊プロスポーツ新聞社

 

PIST6 2024 サマーステージ 8月第3戦

出場選手一覧はこちら