【レビュー PIST6 2024年度⑰】棚瀬義大がまくりで3度目の完全Ｖ

PIST6 2024 8月第2戦は8月11日(日)に最終日が開催された。
決勝戦には安倍大成、棚瀬義大の2名が無傷の3連勝で勝ち上がりを決め、20代の若手5名と優勝経験ある藤井昭吾の6名が顔を揃えた。激戦模様の一戦は、連勝で勝ち上がった両者でのデッドヒートを制した棚瀬義大が4月以来となる3度目の優勝を飾った。

決勝戦のスタートポジションは先頭から小畑勝広－藤井昭吾－安倍大成－上野恭哉－棚瀬義大－斉藤樂。レースは、残り3周手前から最後方の斉藤樂のゆっくりと上昇を開始。残り3周でペーサーが退避し、斉藤樂が前に出るとこの動きに乗った棚瀬義大がすかさず先頭に立つが、残り2周手前から安倍大成が一気にスパートする。そのダッシュに口が空きながら上野恭哉が追いかけるも、棚瀬義大との併走となり後退。棚瀬義大は先行する安倍大成との車間を詰めながら、残り1周過ぎから車を外へと持ち出す。1センターからは2車での併走が続いたが、3コーナーで前に出た棚瀬義大が安倍大成をまくりで捕らえて1着でゴールした。

「（斉藤）樂君は自分から動くタイプなので、動いたのに付いていって先行する予定でした。上がってきたのにすかさず付いて先頭に出たが、安倍さんが早めにきたので合わせられなかった。上野さんにまでいかれたら終わりだと思った。最後はだいぶ脚がなかったけど、惰性でいった感じです。なんとか飛び付いて1着が取れて良かった。前々に攻めたおかげですね。PIST6では堀江（省吾）さんと先行で勝負してみたい」
　
　4月第2節で連続完全Vを飾るも、その後は準決勝で前に出させてもらえないレースが続いて決勝進出を逃していた。しかしながら今節は先行勝負で予選連勝を飾ると、鬼門であった準決勝も持ち味の積極策で突破。決勝戦ではまくりとなったが、冷静なレース運びで見事に完全Vを飾った。

『PIST6夏あそび 2024が大盛況！』
今節は前節に引き続き『PIST6夏あそび 2024』が開催され、夏まつりフィナーレとして、レースで選手が走行するバンク（走路）上で幻想的な照明と音楽に合わせて踊る「バンク盆踊り」や、店舗数と内容をパワーアップした「PIST6縁日FINAL」などのイベントが開催され、これまで以上に多くの家族連れらが詰めかけて大きな盛り上がりを見せた。またどのレースでも「頑張れー！」などのたくさんの声援が選手たちに向けて送られていた。

次回開催は8月19日(月)と8月20日(火)。『PIST6 2024 サマーステージ 8月第3戦』が行われる。

▶PIST6 2024 サマーステージ 8月第2戦結果はこちら

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