【プレビュー PIST6 2024年度⑯】混戦模様も勢いある依田翔大

2024.07.30

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 8月 第1戦。 
個性派揃いで混戦模様となりそうなシリーズであるが、7月 第3節で悲願の初Vを成し遂げた依田翔大(山梨・25歳)が優勝候補の筆頭格だ。対するはその7月 第3節で準優勝と依田翔に惜敗した安倍大成(埼玉・25歳)で、昨年4月以来のVをゲットし、前回の雪辱を果たす。これまでに3度の優勝がある鈴木浩太(千葉・27歳)の地元Vにも期待が掛かる。

【勢いに乗る依田翔大が連続優勝を狙う】
タイムトライアルで1位通過した7月 第3節では、器用な立ち回りをみせて10度の参戦にして悲願の初Vを完全優勝で飾った。現行競輪でも7月からA級2班に昇班し、7月青森では準決勝で勝利を挙げ、初の決勝進出を決めた。近況は双方ともに充実しているので、この勢いのままPIST6連続優勝を狙う。

【安倍大成が今度こそ2度目の優勝へ】
7月 第3節では持ち前のスピードを遺憾なく発揮し、3連勝で決勝に勝ち進むも、その決勝戦では依田翔に2分の1車身交わされて惜しくも準優勝。しかしながら今シリーズの中では一番の勝率を誇り、自慢のスピードを生かした一撃はかなりのものだ。スピードスターが前回の雪辱を果たすべく、2度目の優勝を目指す。

【鈴木浩太が地元Vを睨む】
今開催では最多の3度の優勝経験を有する地元期待のホープ。近況のPIST6では準決勝敗退が続いているが、1月には1年3カ月ぶりの優勝を完全Vで飾っている。またこれまでに10度の決勝進出があり、実績面では申し分ない。機動力が高くパンチ力があるタイプで、虎視眈々と地元Vを狙う。

現行競輪では唯一S級1班に在籍する吉田有希(茨城・22歳)は、ケレン味のない先行力を武器にPIST6でも2度の決勝進出がある実力者。久々の参戦となった7月第1節では決勝進出を逃したが、予選では安倍大を相手に逃げ切り勝利を挙げており、軽視は禁物だ。また7月 第2節で準Vの藤岡隆治(徳島・48歳)や、予選での勝率が高い小嶋敬二(石川・54歳)、森本桂太郎(愛媛・25歳)、初出場となる地元の山賀雅仁(千葉・42歳)の動向にも注目したい。

                            ©日刊プロスポーツ新聞社

 

PIST6 2024 サマーステージ 8月第1戦

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