【プレビュー PIST6 2024年度⑮】連勝街道をひた走る河端朋之が最有力

2024.07.22

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 7月 第4戦。 
これまでの優勝経験者が8名参戦とハイレベルな戦いが繰り広げられそうであるが、その中でも大注目はPIST6で9連続完全Vと桁違いの力を見せつけている河端朋之(岡山・39歳)。対するは3連続V中で勢いに乗る若手の黒瀬浩太郎(広島・24歳)で、逆転も十分。通算3度の完全V実績がある佐藤幸治は、展開を見極めて1月以来の優勝を目指す。

【河端朋之が連勝記録更新へ】
 PIST6では36連勝中と無類の強さを誇る。前回参戦時の6月 第4節のタイムトライアルでは9秒994で昨年8月以来の9秒台を叩き出した。これまでに9秒台を出しているのは河端ただ一人で、優勝経験者が多く揃った今シリーズでもその力は一枚上だろう。自身の持つ連勝記録を更新し、10連続完全Vを狙う。

【勢いある黒瀬浩太郎が強敵撃破を狙う】
4月 第4戦で悲願の初優勝を成し遂げて、そこから3連続V中。5月 第3戦ではタイムトライアルで自己ベストを更新する10秒062を記録し、夢の9秒台も視野に入ってきた。タイムだけでなく、競走でも現行競輪同様に積極果敢なレースを披露している。力を付けてきた新鋭が強敵相手に4度目の優勝に挑む。

【佐藤幸治が久々のVを目指す】
 近況は予選、準決勝で白星を量産している実力者。約5カ月ぶりの参戦となった7月 第1戦の準決勝では初出場の新鋭松崎広太と激しいもがき合いを演じて、最後は力でねじ伏せて勝利を手にしたことは記憶にも新しい。持ち前のスピードを活かした圧巻の機動力で久々のV獲りを目指す。

その他にも過去には6度のV経験ある伊藤信(大阪・40歳)や、大ギアを駆使した豪快な仕掛けが持ち味の山田義彦(埼玉・38歳)、三浦翔大(宮城・34歳)や、東矢昇太(熊本・38歳)といった優勝経験者がずらりと揃っており、激戦は必至であろう。また同じく優勝経験のある荒川仁(千葉・26歳)をはじめ、初出場の小林稜武(千葉・31歳)ら地元勢の活躍にも目が離せない開催となりそうだ。

                            ©日刊プロスポーツ新聞社

 

PIST6 2024 サマーステージ 7月第4戦

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