【プレビュー PIST6 2024年度⑭】実力伯仲も安倍大成に期待!

2024.07.11

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 7月 第3戦。
 優勝経験者が少なく群雄割拠のシリーズとなる。昨年4月以来の優勝を目指している安倍大成(埼玉・25歳)が中心になっていきそうだ。対抗には依田翔太(山梨・25歳)を推したい。優勝こそないが、PIST6に慣れてきて、近況は4場所連続で決勝に進出している。地元の原田亮太(千葉・28歳)も見逃せない存在で初優勝を目指してモチベーション高く参戦するだろう。ベテラン勢では市本隆司(広島・52歳)や、前反祐一郎(広島・50歳)は3連対率が高いだけに若手たちの間隙を突いて活躍してくれそうだ。

【安倍大成が2度目の優勝を目指す】
  7月の第1戦ではタイムトライアルで5位だったが、シリーズでは2日目ナイトの1勝だけと振るわなかった。しかしその前の6月第2戦では3連勝で勝ち上がると決勝でも3着と奮闘。今開催は突き抜けた存在がいないだけに勢いにさえ乗れば、昨年4月以来2度目の優勝にも手が届きそうだ。

【依田翔太が初優勝を狙う!】
 今開催で9度目の出場。開催毎にレースに慣れ始めて、近況は4場所連続で決勝に進出している。今年3月のラウンド41から勝ち上がりで連対も外していない。前回の6月第4戦ではタイムトライアルで3位を記録すると無傷で決勝まで勝ち上がった。優勝してもおかしくない脚力を有しているだけに注目の存在だ。

【地元の原田亮太も軽視不可】
 今開催で20度目の参戦。最高成績は昨年10月のラウンド23での準優勝だが、勝ち上がりの成績は秀逸で、準決勝には18回、決勝には10回と勝ち上がりに関しては信頼度が高い。地元での優勝は喉から手が出るほど欲しいはずで、持ち前の先行力を武器に優勝候補に躍り出てもおかしくない。

その他にはPIST6で活躍するベテラン勢も参戦する。その中でも市本隆司は勝率こそ高くないが、3連対率は7割超えと現行競輪と同じくタテ脚は健在。同じ広島県の前反祐一郎はマーク技術が高く、位置取り次第では浮上してくる存在だ。渡辺正光はまくりだけでなく、マークや差しと展開に応じて戦法を使い分けている。決して勝率は高くないが、大崩れも少ないだけに注目すべきひとりだろう。他にもベテラン勢が多数参加するだけに大いに開催を盛り上げてくれそうだ。藤原俊太郎はPIST6初参戦で、現行競輪では先行を中心に長い距離をモガけるだけにPIST6でどういう走りをするのか見ものだ。
                           ©日刊プロスポーツ新聞社

 

PIST6 2024 サマーステージ 7月第3戦

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