【プレビュー PIST6 2024年度⑫】S級S班がPIST6に初参戦

2024.06.30

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 7月 第1戦。
注目は初参戦となる新山響平(青森・30歳)。S級S班がPIST6に参戦するのは今回が初めてで、現行競輪での戦歴を考えると、初参戦となる今シリーズでも他を圧倒する可能性が高い。迎え撃つは真鍋智寛(愛媛・25歳)、佐藤幸治(長崎・38歳)、稲毛健太(和歌山・35歳)、鈴木浩太(千葉・27歳)、藤井昭吾(滋賀・38歳)といったPIST6での優勝実績がある5名。吉田有希(茨城・22歳)も久々の参戦とはなるが、力はあるだけに侮れない存在だ。

【新山響平が力の違いを見せ付ける】
一昨年の競輪祭でG1初制覇を飾り、グランプリレーサーの仲間入りを果たした。そこからは2年連続で輪界のトップ9名にしか与えられないS級S班の称号を獲得。現行競輪では突っ張り先行を主体にグレードレースなどでも一線級を相手に活躍している。過去にはナショナルチームにも在籍していた経験もあり、初のPIST6も難なくこなす可能性が高い。脚力も断トツで、どのようなレースを披露するか注目が集まる。

【真鍋智寛が持ち味のスピード発揮】
 前々回のPIST6 2024 5月 第2戦で初Vを達成。続くPIST6 2024 6月 第1戦は惜しくも準Vに終わったが、予選から準決勝まで3連勝の活躍で、決勝戦も果敢に先行し内容十分の走りを披露した。現行競輪でも徐々に勝ち星が増えて着実に力を付けており、勢いそのままに2度目の頂点を目指す。

【佐藤幸治が復活のV目指す】
 通算3度の完全Vの実績がありPIST6での実績は今シリーズの中でも一番。現行競輪では2月の奈良記念(G3)で落車しその後は不振が続いていたが、近況は徐々に動きも上向いて復調の兆しを見せている。PIST6は5カ月ぶりの参戦となり久々の250バンクへの対応が鍵となるが、持ち味の機動力を発揮すればV獲りも視野に入る。


その他にも活きのいい新鋭が多数参戦。斉藤樂(宮城・22歳)は器用なタイプでPIST6でもしっかり結果を残しており、今節はさらなる飛躍に期待が懸かる。梶原海斗(福岡・24歳)は123期で初のS級特進を決めた逸材。PIST6では苦戦が続いているが、潜在能力は高いだけにいつ化けてもおかしくない。松崎広太(茨城・24歳)はアマチュア時代での競技実績が豊富で初参戦となる今節でも見逃せない。

                             ©日刊プロスポーツ新聞社

 

PIST6 2024 サマーステージ 7月第1戦

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