【プレビュー PIST6 2024年度⑫】絶対王者の河端朋之が軸

2024.06.25

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 6月 第4戦。
様々な顔ぶれが揃ったが、その中でも32連勝中の河端朋之(岡山・39歳)が断トツの優勝候補だ。対抗なら数多くの表彰台経験を持つ山田義彦(埼玉・38歳)で、得意の大ギアを駆使して逆転を目指す。過去に3度の優勝実績がある徳田匠(京都・27歳)も強敵撃破へ虎視眈々。そのほかにも滝本幸正(新潟・25歳)や、初出場の堀川敬太郎(福岡・22歳)など勢いある若手も登場する。

【連勝街道を突き進む河端朋之】
 元ナショナルチームの一員で、2018年には世界選手権のケイリン種目で銀メダルを獲得した実力者。250バンクはお手のもので、自慢のダッシュとスピードは出場選手の中でも断然上の存在だ。今シリーズも勝負所を逃さず豪快な仕掛けでファンに衝撃を与えるだろう。勝利ももちろんだが、勝ち方まで楽しめる断然の優勝候補だ。

【経験豊富な山田義彦はテクで魅せるか】
 これまで25回の参戦を数え3度の優勝を含み幾度となく表彰台に上がっている山田が対抗となるか。大ギアを使いこなすパワフルな走りは迫力満点で、ここは大物食いへ集中力を高めて臨むだろう。現行競輪では今一つリズムに乗り切れていないだけに、今シリーズをキッカケにリズム好転となるか注目だ。

【S級へ特別昇級した滝本幸正】
 タイムトライアルのベストは10秒671だが、現行競輪では6月に3場所連続完全優勝を達成し、S級に特別昇級を果たすなど勢いは一番だ。持ち味の地脚を生かした攻めを披露できれば、250バンクの特性も考えると逃げ切るシーンは多く見られそう。

その他にも地元のレジェンドである宮倉勇や、しぶとい走りに定評のある為田学、追走巧者の田中弘章など、一筋縄ではいかないベテラン勢も出走。一戦一戦、余すところなく楽しめそうだ。

                             ©日刊プロスポーツ新聞社

 

PIST6 2024 スプリングステージ 6月第4戦

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