【プレビュー PIST6 2024年度⑪】堀江省吾が最多の11Vを目指す

2024.06.16

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 6月 第3戦。
個性豊かな実力者が揃ったが、その中でもこれまで18度参戦して10度の優勝実績がある堀江省吾(長野・27歳)が断然のV候補だ。その堀江を脅かす可能性があるなら、強靭な地脚を武器に2度の優勝を果たしている棚瀬義大(岐阜・24歳)だろう。地元で奮闘を誓う原田亮太(千葉・27歳)なども虎視眈々と頂点を目指す。

【実績断然の堀江省吾が最多V記録更新へ集中】
 国立信州大学出身のインテリレーサー。現行競輪では6月の函館記念で4日間通して最終バックを取るなど積極的な姿勢を貫いており、着実に力も付けてきた。前回3月のPIST6フォースクォーターラウンド43では河端朋之に敗れただけに、今シリーズはその分も奮起したいところ。勝率は圧巻の80%超えを果たしており、最多となる11度目のVを目指して集中力を研ぎ澄ます。

【棚瀬義大は地脚を武器に3度目のV狙う】
 今年3月と4月の開催で連続完全優勝を果たすなど、勢い抜群のイケメンレーサー。182㎝の長身を生かしたダイナミックな走りは見応え十分で、持ち味の地脚を存分に発揮した先行力が大きな武器だ。現行競輪ではA級2班の格付けながら、そのポテンシャルは高く、今年は決勝進出を外していない。岐阜期待のホープが格上の強敵を撃破すべく全力を出し切る。

【原田亮太は地元の意地を見せたい】
 タイムトライアルの自己ベストは10秒180と、毎回優勝候補に推される地元千葉の若手選手。これまでは準優勝が最高成績となっており、そろそろ頂点に立って歓喜を味わいたいところ。前回5月の開催では準決勝で敗退しただけに、今シリーズは優出がノルマだ。持ち味の強気な先行策とゴール前の粘り腰でライバル達を封じるか。現行競輪では近況優出がないだけに、ここで良いキッカケをつかみたい。

その他にもS級1班の志智俊夫(岐阜・51歳)や、マスターズで世界一に輝いた経験のある市本隆司(広島・52歳)といった一筋縄ではいかないベテランも登場。また、常次勇人(大阪・22歳)や塩崎隼秀(愛媛・23歳)といった伸びしろの豊かな若手たちの走りにも注目したい。

                            ©日刊プロスポーツ新聞社 

PIST6 2024 スプリングステージ 6月第3戦

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