【プレビュー PIST6 2024年度⑨】真鍋智寛と村田瑞季が連続Vを狙う

2024.06.10

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 6月 第1戦。
PIST6での実績豊富な強豪が揃いハイレベルなシリーズ。その中でも前回初Vを飾った真鍋智寛(愛媛・25歳)の勢いが一番で優勝候補の筆頭格だ。前回7ヶ月ぶりのVで復活果たした村田瑞季(京都・27歳)も力は互角で逆転十分。通算3Vの鈴木浩太(千葉・27歳)も底力はあり、2連続準Vの岸田剛(福井・25歳)も争覇圏内に位置している。

【スピード抜群の真鍋智寛が連続V最短】
 前回のPIST6 2024 5月 第2戦ではタイムトライアルで10秒075を叩き出し自己ベストを大幅に更新。レースでも圧巻のスピードを見せつけて3連勝で優出を決めると、決勝戦は伊藤信、神田龍、徳田匠といった優勝経験者達を鋭いまくりで一蹴し初優勝をつかみ取った。近況は現行競輪でも積極策を続けており、今シリーズも若さ溢れる走りで連続Vを目指す。

【村田瑞季が総合力の高さで逆転目指す】
 前々回のPIST6 2024 ラウンド40では準決勝3着に終わり決勝進出を逃した。前回のPIST6 2024 5月 第1戦ではその悔しさを胸に臨み連日軽快な動きを披露して、決勝戦ではグレード戦線でも活躍する藤井侑吾を降して7ヶ月ぶりの返り咲きを果たした。攻め幅が広く器用さを武器としており、縦横無尽の走りで5度目のPIST6制覇を狙う。

【岸田剛がシルバーコレクター返上へ】
近況は2節連続で準Vと優勝まであと一歩のところに迫っている。機動力の高さを武器としており、現行競輪では3月にS級2班へと特別昇級を果たすと、その後はS級の荒波に揉まれて着実に力を付けている。前回の和歌山F1では準決勝で落車しており状態面に不安は残るが、本領発揮なら初のV獲りを果たすシーンも十分にある。

その他には前々節のPIST6 2024 5月 第3戦で好走した選手が、勢いそのままに今シリーズに参戦する。戸田洋平(岡山・41歳)は惜しくも準決勝敗退に終わったが、強豪・山根将太を2度撃破と動きの良さが光り、積極策を貫く田口勇介(秋田・23歳)も果敢な競走でシリーズ2勝の活躍。藤岡隆治(徳島・48歳)も予選から準決勝まで3連対と安定感がある競走で優出を果たした。三者ともに好内容のレースを披露しており、今シリーズの躍進に期待したい。

©日刊プロスポーツ新聞社

PIST6 2024 スプリングステージ 6月第1戦

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