【プレビュー PIST6 2024年度⑧】大混戦も地元の原田亮太に期待

2024.05.20

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 5月 第4戦。
 今シリーズは優勝経験者が極端に少なく混戦模様だ。4月の第1戦でタイムトライアル1位を獲得している原田亮太(千葉・27歳)が僅かにリードしている。対抗は優勝経験が1度あり、決勝の常連となりつつある三浦翔大(宮城・33歳)になりそうだ。ダークホースとなりそうなのは松本京太(静岡・25歳)か加藤将武(埼玉・22歳)の若手機動型の2名になるか。

【原田亮太が混戦を突破して初優勝を狙う】
  4月の第1戦でタイムトライアル1位を出した。勢いそのままに1次予選、2次予選と連勝で準決勝に進むと2位で決勝に進出。決勝では惜しくも3着となったが動きは良かった。現行競輪でもバックを取る競走でS級でも奮闘しているだけに、スケールの大きいレースが期待できる。優勝候補筆頭が見当たらない今開催は初優勝のチャンスは大いにありそうだ。

【三浦翔大が約2年振りの優勝へ逆転を目指す】
 今年に入り5度目の出場。優勝こそ21年12月まで遡ってしまうが決勝の常連となっており、躊躇せずにロングスパートに出れる度胸は魅力十分。4月の第2戦では決勝2着と悔しい思いをしているだけに混戦気配のある今節は2度目の優勝も可能性十分だ。

【松本京太は競技実績抜群!】
競技実績は抜群で2016年に高校選抜3kmIP1位、高校総体3kmIP2位,高校総体チームスプリント2位、国体1kmTT2位など輝かしい実績を持つ。今回で6回目の参加となり、過去に1度しか決勝に進出できていないが、軸が不在の今シリーズなら飛躍できる可能性も十分にある。

その他には大ベテラン小嶋敬二も参戦する。近況は現行競輪でも1着が増え出しており、まだまだ衰える気配はなさそうだ。PIST6でもしっかりと着に絡んでくるだけに引き続き警戒は必要だ。伊勢崎彰大も見逃せない存在。タテ脚は健在なだけに展開次第では浮上の目が出てくる。今年に入り、参戦が増えている根本哲吏も怖い存在。現行競輪ではS級で活躍し鋭いまくりを武器にしているだけにシャープな仕掛けで上位陣を脅かす場面が出てくるかもしれない。

©日刊プロスポーツ新聞社

PIST6 2024 スプリングステージ 5月第4戦

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