【プレビュー PIST6 2024年度⑦】機動力勝る山根将太が中心も激戦模様
2024.05.14
今シリーズはPIST6 2024 5月 第3戦。
S級戦士が多数参戦し激戦模様。その中でも機動力上位の存在で、通算2Vを誇る山根将太(岡山・26歳)がシリーズの中心だ。対抗格はスピード抜群の黒瀬浩太郎(広島・24歳)。A級の身ではあるが、前回初Vを飾っており連続Vを果たすシーンも十分。経験値高い竹内智彦(宮城・47歳)が3番手候補で巧さを発揮し逆転を目指す。以下は荒川仁(千葉・26歳)、安倍大成(埼玉・25歳)、塩崎隼秀(愛媛・23歳)といった若手機動型も名を連ねており、好メンバーが顔を揃えた。
【上昇気配の山根将太が激戦制しV獲りへ】
中央大学在学時にはインカレで1㎞TT、スプリント、チームスプリントの3冠を成し遂げており競技実績は申し分なし。PIST6でも機動力の高さを駆使して、通算2度の優勝を達成している。ややムラはあるもののツボにハマった時の力は絶大で、現行競輪では前回の大垣で初日特選を制し準決勝も果敢な先行策で優出を果たした。動きも上向いており、豪快なロングスパートで3度目の頂点を狙う。
【黒瀬浩太郎が快速発揮し強敵をなぎ倒す】
スーパーダッシュを武器にPIST6で勝ち星を量産。前回のPIST6 2024 4月 第4戦の決勝戦では、真鍋智寛や岸田剛といった強力な若手機動型が揃うなか鋭いまくり追い込みで悲願の初Vを勝ち取った。現行競輪でもスピードを生かして好成績を収めており、今シリーズも持ち味を発揮なら連続Vの可能性も十分にある。
【ベテラン・竹内智彦が格上の立ち回りを披露】
機動型が活躍するPIST6のなかで、立ち回りの巧さで結果を残すS級1班の追い込み型。近況は3節連続で優出中と安定感が抜群で、昨年のPIST6 2024 ラウンド7では優勝を果たした実績もある。現行競輪では前回の日本選手権競輪(G1)の最終日に一線級を相手に白星を挙げた。追走技術が高く、勝負圏確保から差し脚を伸ばす。
その他にPIST6での優出実績ある強豪が数多く参戦する。市本隆司(広島・52歳)は2度の準Vの実績を持つ。いまだにタテ脚は健在で若手に負けず劣らずの走りを見せている。田口勇介(秋田・23歳)はPIST6でも積極策を貫いておりレース内容は抜群。近況は予選敗退が続いており、今節での巻き返しに期待したい。河村雅章(東京・41歳)は近況準決勝の壁に阻まれているが、現行競輪での伸びは良好で好調持続なら台頭するシーンもありそうだ。
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PIST6 2024 スプリングステージ 5月第3戦
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