【プレビュー PIST6 2024年度⑥】伊藤信が伸び盛りの若手機動型を迎え撃つ

2024.05.10

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024 5月 第2戦。
中心は通算6度の優勝経験がある伊藤信(大阪・40歳)。近況は優勝から遠ざかっているが、底力は上位の存在で復活Vに期待が懸かる。対抗格は実績次ぐ徳田匠(京都・27歳)。現行競輪での動きも良く好調キープなら逆転も十分だ。ダークホースとなりそうなのは真鍋智寛(愛媛・25歳)や篠田幸希(群馬・25歳)といったポテンシャルが高い若手機動型2名か。

【伊藤信が底力を発揮し久々のV獲りへ】
 キレ味鋭いまくりを武器にPIST6を第一線でけん引。しばらく優勝から遠ざかっているが、初日は2節連続で連勝中と予選では高い勝率を残している。現行競輪ではS級1班に在籍し、人の後ろは回らず自力の競走を貫いている。F1戦やグレード戦線でも奮闘しコンスタントに勝ち星を挙げており、格上の今シリーズは負けられない。

【好調の徳田匠が強敵撃破を狙う】
 A級1班の身でありながら、過去には河端朋之を降したこともありPIST6で通算3Vの実績を誇る。地脚(スタミナ)を生かした先行力を武器としているが、近況は器用さも増してクレバーな立ち回りで成績が安定傾向にある。現行競輪での動きも抜群で、今年は2Vの活躍。積極策を含めた前々戦で活路を見出す。

【積極性抜群の真鍋智寛に期待】
アマチュア時代にはケイリンやチームスプリントで全国大会での優勝実績があり競技実績は申し分ない。PIST6の参戦は今回で3度目となり、前回のPIST6 2024 4月 第4戦では4走全て先行し、予選から準決勝まで3連勝と250バンクの適性も抜群。現行競輪でも積極策を貫いており、果敢な競走で初優勝をつかみ取る。

その他にも近況好調なベテラン勢が参戦。神田龍は前回のPIST6 2024 4月 第3戦で4連勝を飾り2度目のPIST6制覇を達成。現行競輪でも白星が増え成績が上向き傾向だ。吉本哲郎は現行競輪で2場所連続優勝中。随所でタテ脚を繰り出しており軽快な動きを披露している。PIST6きっての追走巧者の守谷陽介は4月の小倉F2で9カ月ぶりのV。新鋭の保田浩輔を差し切ってのもので価値ある優勝を遂げた。

©日刊プロスポーツ新聞社

PIST6 2024 スプリングステージ 5月第2戦

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