【プレビュー PIST6 2024㊶】勢いある若手機動型がそろい激戦模様

2024.03.02

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024ラウンド41。
優出実績がある機動型がそろい激戦必至。その中でも先行力上位の吉田有希(茨城・22歳)が中心で、PIST6での優勝実績がある山根将太(岡山・26歳)が逆転候補。底力ある地元の鈴木浩太(千葉・26歳)も争覇圏内に位置しており、動き上向く森本桂太郎(愛媛・25歳)や経験値高い三浦翔大(宮城・33歳)らの上位進出も十分にありえる。

【先行力一番の吉田有希】
PIST6は3度目の参戦。まだ優勝実績こそないが、持ち味の機動力を発揮して連続で優出を果たしている。強靭なスタミナが持ち味で、強豪がそろう今シリーズの中でも航続距離は一番だ。現行競輪ではS級1班に在籍し、近況はF1戦でも安定した成績を残している。自慢の先行力を駆使して、悲願の初優勝をつかみ取る。

【パンチ力ある山根将太】
 アマチュア時代にはインカレの1㎞TTで大学新記録を樹立するなど競技実績は十分。PIST6でもその力を存分に発揮して、PIST6 2024ラウンド21では4連勝で初Vを飾った。現行競輪では積極的な競走スタイルに戻して、今期は成績が良化傾向にある。底力を発揮して2度目の頂点を目指す。

【好調の鈴木浩太に期待】
 PIST6 2024ラウンド32では荒川仁との地元対決を制して1年3ヶ月ぶりの優勝を飾った。続くPIST6 2024ラウンド39でも3連勝で勝ち上がり、決勝も4着と好調をキープ。現行競輪でも持ち味の機動力を発揮して、徐々に成績が上向いている。地元の意地で強敵を撃破し、3度目のPIST6制覇を狙う。

123期のルーキーからは3名の新鋭が参戦。保田浩輔(岡山・24歳)は2度の優出経験がありPIST6での実績は申し分ない。現行競輪でもチャレンジ戦で優勝を量産しており勢いは十分だ。依田翔大(山梨・24歳)は低迷期もあったが、前場所の立川F2では連勝で勝ち上がり優出と復調の兆しを見せている。成海大聖(沖縄・24歳)はPIST6で苦戦が続くも、250バンクに順応しつつあり侮れない。

©日刊プロスポーツ新聞社

PIST6 2023ラウンド41

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