【プレビュー PIST6 2024㊵】藤井侑吾と根田空史の本格先行型が激突
2024.02.24
今シリーズはPIST6 2024ラウンド40。
注目は優勝街道を突き進む藤井侑吾(愛知・28歳)。PIST6では12連勝中と勢い十分で、強豪が揃う今シリーズでも優勝候補の最右翼だ。対抗格は地元の根田空史(千葉・35歳)。5度の優勝経験があり実績面では引けを取らず、先行力高い両者の一騎打ちの様相を呈している。以下は村田瑞季(京都・27歳)、小畑勝広(茨城・24歳)、田川翔琉(熊本・26歳)、大西祐(愛媛・37歳)といった実績豊富な選手が名を連ねて、今シリーズを盛り上げる。
【充実ぶり際立つ藤井侑吾】
PIST6は5度目の参戦となり、これまで黒星を喫したのは初参戦時の決勝戦のみ。近況も圧倒的な機動力で他を寄せ付けず、3節連続完全Vを飾り連勝街道を驀進中。現行競輪では前場所の奈良記念で豪快なカマシを決めて白星を挙げるなどグレード戦でも奮闘している。充実期にある今なら4度目のPIST6制覇を果たす可能性が高い。
【地元の根田空史が巻き返す】
1年ぶりの参戦となったPIST6 2024ラウンド34ではよもやの準決敗退も、前回のPIST6 2024ラウンド35では無傷で勝ち上がり準Vと修正を果たした。過去にはPIST6最強とうたわれる河端朋之を降して優勝を飾った実績もあり、先行力の高さは折り紙つき。現行競輪でも若手顔負けの積極策を続けており、今シリーズも圧巻の機動力を披露する。
【器用さを備える村田瑞季】
3度の優勝経験があり、近況は2節連続で表彰台入りと安定した成績を残している。機動力もさることながら、攻め幅が広く器用に立ち回れるのが持ち味で、車券の軸として狙いやすい選手だ。現行競輪では前期からS級2班へ昇級し、徐々に成績も上向いてきている。3カ月ぶりのPIST6も難なくこなして、大物食いを狙う。
その他にも勢いある若手機動型が参戦する。塩崎隼秀(愛媛・23歳)は2節連続で予選連勝中。近況は現行競輪での動きも抜群で、今節はさらなる躍進に期待が懸かる。布居大地(和歌山・26歳)は前回、初優出を決めるなど250バンクでの動きが良化。攻め幅が多彩で、俊敏な立ち回りを武器としている。加藤将武(埼玉・22歳)は前場所の西武園F2で完全Vを飾り復調気配。PIST6でも準Vの実績があるだけに侮れない存在だ。
©日刊プロスポーツ新聞社
PIST6 2023ラウンド40
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