【レビュ― PIST6 2024㊳】河端朋之が快速を発揮し7連続完全V

2024.02.19

レース,選手

PIST6 2024 ラウンド38は2月18日(日)に最終日が行われた。決勝戦には優出経験ある6名が勝ち上がり、実力者達が顔を揃えた。ハイレベルなスピード戦は、最終3コーナーからまくり気味に追い込んだ河端朋之が完全Vを飾った。2着には先まくりを打った中川誠一郎が残り、後方からまくり上げた安倍大成が3着に入った。

決勝戦のスタートポジションは先頭から安倍大成-河端朋之-佐藤友和-中川誠一郎-山田義彦-小林史也。レースは残り3周でペーサーが退避すると、小林が進出を開始してインを切る。その動きを追った中川は残り2周半で小林を押えて、後方から山田が勢いよく中川を叩き先行態勢に入る。河端は俊敏に追い上げて3番手を確保すると、残り1周からまくった中川に乗って、最終3コーナー辺りから一気にスパートを開始。最後はまくる中川を捕らえると、1車身半の差を付け先頭でゴール線を駆け抜けた。

「ナショナルチームの時に負けまくっていた中川さんを差せるかわからなかったけど、ギリギリ勝てて良かったです。ここまでくると初手のコースや運も絡んでくるけど、その中でしっかり勝つことができて良かった。(PIST6の28連勝については)昨年度に初優勝してから、そこからは負けなしできているので、いい1年だったと思う。また次に向けて頑張りたいです」

これで初優勝を飾ったEXTRA STAGE 年間ファイナルから無傷の7連続Vを達成。近況はグレード戦線でも勝ち星を飾るなど動きは抜群で、河端朋之の快進撃はまだまだ続きそうだ。

『伏兵が台頭』
優勝を飾った河端が連勝を伸ばす一方で、今節は初日の1次予選から大本命の皿屋豊が着外に沈むなど、波乱も目立つ開催となった。2次予選ではその皿屋を封じた大西が人気を集めるも、小林史也が1周半先行で押し切り、準決勝では先まくりを決めて中川誠一郎と1着同着に持ち込む大金星を挙げた。順位戦ではベテランの高木竜司が123期のルーキー2人を抑えて白星を飾り、2車単、3連単ともに特払いという大波乱決着。及川裕奨は勝ち星こそなかったが、最終日に2連対を果たすなど、若手に負けず劣らずの走りで高配当の立役者となった。

                        ©株式会社日刊プロスポーツ新聞社

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次回開催は2月23日(金)と2月24日(土)。『PIST6 2023 ラウンド39が行われる。

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