【プレビュー PIST6 2024㊳】勢い止まらない河端朋之が連勝伸ばす
2024.02.11
今シリーズはPIST6 2024ラウンド38。
中心は連勝街道を突き進む河端朋之(岡山・38歳)。PIST6では24連勝中と圧巻の成績を残しており、今シリーズも不動の主役。力次ぐ中川誠一郎(熊本・44歳)はスピード面では引けを取らず、逆転の目もありそうだ。その他にも山田義彦(埼玉・37歳)、皿屋豊(三重・41歳)、佐藤友和(岩手・40歳)といった実力者達が顔を揃えてハイレベルのシリーズと言える。
【河端朋之がスピードで圧倒】
昨年3月のEXTRA STAGE 年間ファイナルで初Vを飾ると、そこから無傷の6連続Vを達成。PIST6ではもはや敵なしの状態で、前回のPIST6 2024ラウンド34の決勝戦では残り1周で5番手に置かれる厳しい展開から、4車併走の大外をまくり切った。今節も自身の持つ連勝記録を伸ばし、7連続Vへ突き進む。
【底力は上位の中川誠一郎】
ロンドン・リオデジャネイロと2度の五輪出場経験があるオリンピアン。PIST6でもその実力を遺憾なく発揮し2Vを挙げている。現行競輪では3度のG1制覇を果たし、今シリーズの中でも格は最上位。今年初戦の大宮記念ではシリーズ3勝を飾り、続く岐阜F1でも優出を果たすなど調子も上向いており、豪脚が火を噴けば7カ月ぶりの頂点も十分だ。
【皿屋豊が悲願の初Vを狙う】
6度の表彰台入り経験がある実力者。予戦から準決勝まではいまだに確定板を外しておらず安定感も抜群だ。近況は2節連続で準Vとあと一歩のところで優勝を逃しているだけに、今シリーズに懸ける思いは強いはず。現行競輪ではGⅠ全日本選抜競輪の1次予選で白星を飾るなど、一線級を相手に奮闘。今節こそ悲願の初Vを果たし、シルバーコレクターを返上する。
その他にも若手からベテラン勢まで多彩なメンバーが参戦。安倍大成(埼玉・25歳)は完全Vの経験があり、ポテンシャルは非凡。落車明けとなる今シリーズは状態面が鍵を握る。
レジェンドの小嶋敬二(石川・54歳)はタテ脚が健在で、PIST6では2節連続で予選連勝中。現行競輪でも1月の名古屋F1では逃げ切りを決めるなどまだまだ元気一杯だ。末廣快理(兵庫・25歳)は今期すでに2Vを挙げるなど、現行競輪では成績が急上昇中。PIST6での動きも徐々に上向いており、さらなる飛躍に期待が懸かる。
©日刊プロスポーツ新聞社
PIST6 2023ラウンド38
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