【プレビュー PIST6 2024㉞】河端朋之と根田空史の頂上決戦
2024.01.14
今シリーズはPIST6 2024ラウンド34。
近年稀に見る強豪が集い、豪華メンバーが顔を揃えた。その中でも注目は圧倒的なスピードでPIST6を席巻している河端朋之(岡山・38歳)。先行力屈指の根田空史(千葉・35歳)の逆転も十分で、優勝争いは両者の一騎打ちの様相。若手では黒瀬浩太郎(広島・23歳)、松本京太(静岡・25歳)といった123期の2名が参戦。勢いあるルーキーの奮闘にも注目だ。
【河端朋之が連勝街道を突き進む】
PIST6は20連勝中と、その勢いはいまや誰にも止められない。タイムトライアルでのベストタイムも9秒954とPIST6では唯一の9秒台を叩き出している。昨年は現行競輪でもF1戦で2度の優勝を挙げ、G1の寛仁親王牌で優出を果たすなど、充実振りが際立っている。今節も圧巻のスピードを披露して、6連続完全Vを狙う。
【根田空史が久々のVを目指す】
PIST6では通算5度の優勝経験を誇る。先行力を武器にしており、後続距離の長さは今シリーズでも一番だ。昨年の1月に行われた4th Quarter ファイナルラウンドの決勝戦では、今回参戦する河端朋之や稲毛健太を降した実績もある。1年ぶりのPIST6も難なくこなせば、6度目の頂点に立つ可能性は十分にある。
【ポテンシャル高い黒瀬浩太郎】
PIST6は今回で4度目の参戦となり、予選ではいまだに黒星を喫していない。ダッシュ力を武器にしており、スピードだけならS級選手にも引けを取らない。現行競輪では昨年の10月に特別昇班を果たし、近況は2節続けて決勝進出を果たしている。着実に成長を遂げるホープが、初優勝を目指して突き進む。
その他にも優出経験がある強豪が多数出場する。稲毛健太(和歌山・34歳)は現行競輪ではS級1班に在籍する実力者。機動力を兼ね備えており、PIST6では予選オール連対を果たしている。長尾拳太(岐阜・30歳)は準Vの経験があり、前々に攻める競走スタイルが持ち味。確定板入りが多く安定感を売りとしている。神田龍(三重・34歳)は優勝実績があり、現行競輪では今期からS級2班へ復帰。近況の動きも悪くはなく侮れない存在だ。
©日刊プロスポーツ新聞社
PIST6 2023ラウンド34
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