【プレビュー PIST6 2024㉝】実績あるS級戦士が揃い激戦模様

2024.01.08

レース,選手

今シリーズはPIST6 2024ラウンド33。
PIST6での実績ある強豪が多数参戦し混戦も、前回完全Vを飾った佐藤幸治(長崎・38歳)が優勝候補の最有力だ。伊藤信(大阪・40歳)も実績面では引けを取らず、逆転の目も十分にある。優出経験豊富な皿屋豊(三重・41歳)、志智俊夫(岐阜・51歳)、佐藤友和(岩手・40歳)といった百戦錬磨のS級戦士らも顔を揃えてハイレベルのシリーズとなりそうだ。

【佐藤幸治が連続完全Vを狙う】
PIST6はこれまで7度参戦し、優勝2回、準優勝3回と圧倒的な戦歴を誇る。スピードの絶対値が高く、キレ味鋭いまくりの精度は抜群だ。現行競輪では前場所の別府F1で初日に捲りを披露し、準決勝、決勝戦と鋭い伸びを見せて完全Vを達成。近況の気配は抜群で、持ち味を遺憾なく発揮できれば3度目のVを飾る可能性は高そう。

【伊藤信が巻き返しを図る】
PIST6は通算6Vと実績面では最上位の存在。前回のPIST6 2024ラウンド28では決勝戦4着と連続Vこそ叶わなかったが、準決勝まではキレ味鋭いスパートを連発し3連勝と動きの良さが目立っていた。現行競輪では12月の平F1でシリーズ2勝を飾るなど成績も上昇気配。今年の初戦となるPIST6で結果を残し、今後に弾みをつけたいところ。

【皿屋豊が悲願の初Vを目指す】
 PIST6では5度の表彰台入りの経験がある実力者。前々回の決勝戦は1位入線も失格に終わり、続く前回の決勝戦も堀江省吾に敗北し準Vと涙を飲み、今節に懸ける思いは人一倍強いはず。現行競輪では前場所の大垣F1で連勝を飾り準Vと動きは良好で、充実期にある今なら大願成就を果たすシーンも十分にある。

その他にも勢いある123期のルーキーが多数参戦する。篠田幸希(群馬・24歳)は在所3位の好素材。本デビュー後も活躍を続けて、9月の弥彦F2では特別昇班を達成し、その後はA級1、2班戦でも活躍。潜在能力は高く、初のPIST6でも期待が懸かる。保田浩輔(岡山・24歳)は、初参戦時にいきなり決勝進出と250バンクへの適性を示しており、2度目の参戦となる今回は上積みが見込めそう。地元の坪内恒(千葉・32歳)は前場所の宇都宮F2で3場所連続完全Vを達成しA級2班への特別昇班を決めた。勢いは十分で、今シリーズのダークホースとなりうる存在だ。

©日刊プロスポーツ新聞社


PIST6 2023ラウンド33

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