【プレビュー PIST6 2023㉘】堀江省吾が自身の持つ最多V記録更新へ

2023.12.02

レース,選手

今シリーズはPIST6 2023ラウンド28。
注目は7度(通算)の優勝経験がある堀江省吾(長野・26歳)。PIST6での最多優勝記録を保持しており、今シリーズは前人未踏の8Vを目指す。伊藤信(大阪・40歳)も6度(通算)の優勝経験があり、実績面では引けを取らない。安定感ある皿屋豊(三重・40歳)が3番手評価で、前シリーズは結果を残せず終わった荒川仁(千葉・25歳)の巻き返しにも期待したい。

【堀江省吾が前人未到の8V目指す】
予戦は26連勝中と圧倒的な先行力を誇示してPIST6を席巻している。前々回のPIST6 2023ラウンド13では佐藤幸治、木村皆斗といった一線級の選手を降し完全V。続くPIST6 2023ラウンド18でも藤井侑吾、村田瑞季との若手機動型対決を制して連続完全Vを飾った。現行競輪ではS級戦で積極的な競走を続けて着実に力を付けている。航続距離の長さを生かして最多の8Vをつかみ取る。

【復活した伊藤信がスピード発揮】
PIST6ではダッシュ力を駆使した競走で勝ち星を量産中。前回のPIST6 2023ラウンド24は繰り上がりではあるが、4連勝を決めて7ヶ月ぶりの優勝を果たした。現行競輪では前場所の玉野F1こそ振るわなかったが、展開面が向かなかったことが大きく参考外。力勝負のPIST6では持ち味のまくりが火を噴く可能性が高い。

【皿屋豊が悲願の初Vを狙う】
 優勝実績こそないが、4度の表彰台入りの経験がある実力者。機動力の高さを武器にしており、PIST6では予選から準決勝まで確定板入りを外していない。前回のPIST6 2023ラウンド24では3連勝で勝ち上がり、決勝戦でも1位入線を果たすも失格となり悔しい結果に終わった。近況は現行競輪での動きも良く、今シリーズで雪辱を晴らす。

その他にも経験豊富なS級選手が多数参戦。藤井昭吾(滋賀・37歳)は2度(通算)の優勝経験があり実績面は十分。落車明けの今シリーズは状態面が鍵を握る。真船圭一郎(福島・35歳)は前シリーズで準決勝3着と久々の決勝進出まであと一歩のところに迫り復調気配。大ベテランの小嶋敬二(石川・54歳)は現行競輪での動きが上向いており、大駆けも十分にありそうだ。

©日刊プロスポーツ新聞社


PIST6 2023ラウンド28

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