【プレビュー PIST6 2023㉖】最年少王者の木村皆斗がV最短

2023.11.13

レース,選手

今シリーズはPIST6 2023ラウンド26。
優勝経験者が4名参戦し激戦模様も、PIST6の最年少王者・木村皆斗(茨城・22歳)が中心となりそうだ。総合力ではアタマ一つ抜けており、変幻自在の攻めで通算6度目のVを目指す。実績次ぐ山田義彦(埼玉・37歳)が対抗格で、荒川仁(千葉・25歳)、神田龍(三重・34歳)といった実力者達も浮上の余地は十分。123期の新鋭・松本京太(静岡・25歳)も脅威で、今シリーズの台風の目となり得る存在だ。

【木村皆斗が巧さ見せV奪取へ】
5度の優勝経験があり、実績上位の存在。機動力はもちろんのこと、レース運びが秀一で組み立ての巧さは一級品。現行競輪では今年からS級2班に昇級し、上位戦の厳しいレースを経験して着実に成長を遂げている。近況は2節連続で表彰台入りと、あと一歩のところで優勝を逃しているだけに今節で巻き返したいところだ。

【安定感ある山田義彦に期待】
5.67倍の大ギアを踏みこなし、多彩な戦法を駆使するオールラウンダー。過去には3度の優勝経験があり、実績面も申し分ない。現行競輪では前場所の前橋F1の予選で、まくりを繰り出して勝ち星を挙げておりタテ脚も復調気配。近況は2節連続で準決勝の壁に阻まれているが、調子上向く今シリーズなら期待が持てそうだ。

【荒川仁が自慢の快速を発揮】
 PIST6では初参戦から4節連続で優出と安定した成績を残しており、前回のPIST6 2023ラウンド16では4連勝で初Vを達成した。現行競輪では低迷期もあったが、近況は積極的な競走も増えて徐々に動きも上向いている。今回は3ヶ月ぶりのPIST6となり久々の250バンクへの対応が鍵を握るか。

今シリーズは中堅どころの選手達の活躍にも注目だ。東矢昇太(熊本・37歳)は優出実績が豊富で、近況は3節連続で準決勝まで確定板を外していない。キレ味鋭いまくりを駆使して上位に進出する可能性も十分。松山桂輔(愛知・40歳)はタテ脚が健在で成績も良化傾向。タイムトライアルの数値も良く、安定感を売りとしている。野中祐志(埼玉・36歳)は現行競輪で3連続優勝中と臨戦過程は抜群。PIST6での優出経験もあり侮れない存在だ。

©日刊プロスポーツ新聞社


PIST6 2023ラウンド26

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