【プレビュー PIST6 2023㉒】優勝経験ある村田瑞季と神田龍が中心
2023.09.30
今シリーズはPIST6 2023ラウンド22。
優出実績ある強豪が多数参戦し粒揃いのシリーズ。その中でも2度の優勝(通算)を誇る村田瑞季(京都・26歳)がシリーズの主役。神田龍(三重・34歳)も優勝経験がありV獲りの資格は十分で、安定感がある長尾拳太(岐阜・30歳)も争覇圏内に位置している。以下は松山桂輔(愛知・39歳)、戸田洋平(岡山・40歳)、吉本哲郎(広島・44歳)など経験豊富なベテラン勢が顔を揃えて混戦だ。
【実績上位の村田瑞季が力を示す】
3rd Quarter PIST6カップ2ではPIST6最多Vを誇る堀江省吾を破り初V、PIST6 2023ラウンド22では山田義彦、鈴木浩太を降し2度目のV、と並みいる強豪を相手に結果を残してきた。先行、まくり、位置取りと攻め幅が多彩で、柔軟に立ち回れる器用さが持ち味。現行競輪ではS級の荒波に揉まれて力を付けており、今シリーズで3度目の頂点を目指す。
【機動力高い神田龍が混戦突破】
今回で11回目の参戦となり、これまで予選で連対を外したのは1度のみ。EXTRA STAGE ラウンド1では山田義彦を退けて4連勝で初Vを達成し、PIST6 2023ラウンド17ではPIST6最速の男・河端朋之を相手に準Vを果たすなど実績は十分。現行競輪では今期からA級1班に在籍しているが、前期までは長らくS級で活躍。底力は上位で優勝候補の一角を担う存在だ。
【安定感ある長尾拳太が初V狙う】
勝ち星こそ少ないが、安定感のある立ち回りで確定板入りが多く車券の軸には最適の選手。過去には準Vを含む3度の優勝経験があり、今シリーズの中では実績も上位に位置している。現行競輪ではS級2班に在籍しており、F1戦やグレード戦でも活躍。立ち回りが巧く前々に攻める競走が持ち味。今節も精密な組み立てで活路を見出して初Vを狙う。
その他には3名の若手機動型にも注目。徹底先行を貫く常次勇人(大阪・21歳)は現行競輪で今期2Vを挙げており勢いは十分で、2度目の参戦となる今節は上積みが見込めそうだ。吉田晏生(埼玉・24歳)は初参戦となった前回初戦で失格。実力は未知数で今節でのリベンジに期待したい。初参戦の菊地圭(宮城・22歳)は高校時代にインターハイでチームスプリントやチームパシュートで上位入賞の実績がある。本デビュー後は積極的な競走を続けており、初のPIST6でも侮れない。
©日刊プロスポーツ新聞社
PIST6 2023ラウンド22
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