【プレビュー PIST6 2023⑰】勢い止まらない河端朋之がV筆頭
2023.08.13
今シリーズはPIST6 2023ラウンド17。
優勝候補の筆頭は河端朋之(岡山・38歳)。圧倒的なスピードでPIST6を席巻しており、強豪が揃う今節の中でも力は断トツだ。対抗格は5度(通算)の優勝を誇る伊藤信(大阪・39歳)。実績では最上位の存在で、キレ味鋭いまくりを武器に6度目(通算)の頂点を狙う。実績次ぐ山田義彦(埼玉・37歳)が3番手評価。岸田剛(福井・24歳)、原田亮太(千葉・27歳)、加藤将武(埼玉・22歳)といった勢いある若手機動型も参戦し、虎視眈々と初優勝を狙う。
【河端智之が圧巻のスピードを披露】
今回で8度目の参戦となり、予選、準決勝は未だに無敗で確定板を外したことは一度もない。決勝戦では4節続けて表彰台入りとあと一歩のところで優勝を逃していたが、EXTRA STAGE 年間ファイナルで優勝を飾ってからは快進撃を続けており、破竹の3節連続完全Vを決めている。現行競輪では7月の玉野F1で地元Vを達成。高いレベルで好調をキープしており、勢いそのままに4節連続完全Vを狙う。
【伊藤信が前回の雪辱を晴らす】
最速で4Vを達成し、PIST6を第一線で牽引してきた実力者。その後は結果が出ない時期が続いたがPIST6 2023ラウンド3で10カ月ぶりの優勝を飾り復権を果たした。その後も安定して優出を重ねて、前回のPIST6 2023ラウンド11では準V。その時敗れた河端へのリベンジを誓い、今シリーズで最多タイの6Vを目指す。
【伸び代ある岸田剛が大物食いを狙う】
初参戦となったPIST6 2023ラウンド1では準決勝3着に終わるも、前回のPIST6 2023ラウンド12では優出を果たし表彰台入りと一気にジャンプアップ。現行競輪では6月久留米のレインボーカップチャレンジファイナルで勝ち星を飾りA級2班への特別昇班を決めた。昇班後も活躍を続けて、前場所の松戸F2では完全Vを果たした。ポテンシャルは高く、好調を維持する今ならジャイアントキリングを成し遂げることもありそうだ。
123期からは2名の新人が参戦。梶原海斗(福岡・23歳)はインカレのスプリントで優勝経験があり、アマチュア時代の競技実績は十分。ルーキーシリーズでは福井で優勝を飾り、本デビュー後も7月の武雄F2では完全Vを果たした。助川翔太郎(埼玉・27歳)はインターハイのチームスプリントで3位の実績がある。養成所時代には第2回の記録会でA評価を獲得し潜在能力は高い。
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PIST6 2023ラウンド17
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