【プレビュー PIST6 2023⑧】伊藤信が前人未踏の6Vを目指す

2023.05.20

レース,選手

今シリーズはPIST6 2023ラウンド8。
シリーズリーダーは5度の優勝実績を誇る伊藤信(大阪・39歳)。実績面では断トツの存在で優勝候補の最有力だ。2度目の参戦で完全Vを飾った安倍大成(東京・24歳)もポテンシャルの高さでは引けを取らず、逆転の目は十分にある。優勝経験がある神田龍(三重・33歳)や優出経験豊富な志智俊夫(岐阜・50歳)、3度目の参戦で伸び代十分な加藤将武(埼玉・21歳)らも底力はあり争覇圏内に位置している。

【復活を果たした伊藤信】
最速で4Vを達成し、PIST6を牽引してきた第一人者。4V達成後は低迷期もあり優勝から遠ざかっていたが、PIST6 2023ラウンド3では10ヶ月ぶりの頂点に輝き復権を果たした。現行競輪ではまくりで勝ち星を量産し、持ち味のスピードにさらなる磨きをかけている。今節は前人未到の6Vが懸かり負けられないシリーズ。絶対王者の貫禄を示して大記録達成を目指す。

【スピード非凡な安倍大成】
初参戦となったPIST6 2023ラウンド2では無傷で優出を果たし250バンクへの適性を示した。続くPIST6 2023ラウンド4でも予選から準決勝と3連勝で勝ち上がり、決勝戦は早坂秀悟の先まくりに合される厳しい展開も力でねじ伏せて初優勝をもぎ取った。強烈なダッシュ力を武器にしており、スピードある先行やまくりの威力は抜群。持ち味を最大限に生かし連続Vを狙う。

【ポテンシャル高い加藤将武】
PIST6は3度目の参戦。初参戦となったEXTRA STAGE ラウンド4では準決勝敗退に終わったが、EXTRA STAGE ラウンド6では修正を果たし準優勝と一気にジャンプアップ。
現行競輪では3月の大宮で特別昇班を果たしてからもA級1、2班戦で飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中。ポテンシャルは非凡なモノを秘めており、強豪を撃破して初優勝を飾る可能性も十分にある。

その他にも実績ある機動型が多数参戦。畝木聖(岡山・26歳)は前回初優出を果たし、前場所の前橋では優勝と近況の勢いは十分。積極策を貫く長田龍拳(静岡・22歳)は持ち味さえ発揮できれば大物食いを果たす力を秘めている。2度の準優勝実績がある真船圭一郎(福島・35歳)や優出経験豊富な内山雅貴(静岡・28歳)らも復調していれば怖い存在だ。

©日刊プロスポーツ新聞社


PIST6 2023ラウンド8

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